時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

神奈川独立国家構想―日本解体政策の一環では

 神奈川県知事は、神奈川県を”独立国”にしたいそうです。地方分権の推進でも、連邦制への移行でもなく、あえて”独立”という過激な言葉を使っているのです。

 ”独立”と表現する限りにおいて、知事が、日本国からの分離を念頭に置いていることは確かなことです。果たして、神奈川県民の中で、この言葉を歓迎する人々がいるのでしょうか。私も、神奈川県民の一人ですが、日本国から独立など、考えもよらぬことです。にも拘らず、知事が、平気でこうした表現を使っているとしますと、それは、一般の日本人の県民ではなく、外国人の住民の歓心を買うためとしか思えないのです。独立の具体的内容は、おそらく、徴税権、外交権、通商権などを獲得することで、神奈川県を特別自治区にすることのようですが、県民にとりましては、知事選挙に際してのマニフェストにも掲載されおりませんので、寝耳に水ですし、住民を無視して独立構想を打ち上げることは、住民に対する背信行為でもあります。

 沖縄県についても、マスコミなどを通して、神奈川県と同様に、一国二制度案が提案されてもいます。黒岩知事は、一体、誰、あるいは、どこの国のために”独立国化”を提案しているのでしょうか。本当は、日本国解体政策の一環なのではないでしょうか。

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