時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

韓国への修学旅行―偽りの歴史を学んではいけない

 昨日、ネット上では、片山さつき参議院議員が、日本の学校の修学旅行先が韓国であることを、国会で問題視したことが話題となっておりました。修学旅行では、生徒さん達が、日本の植民地支配を糾弾する歴史博物館や”従軍慰安婦”関連の施設を訪問することが定番となっているそうですが、これほど”あべこべ”な企画はないのではないかと思うのです。

 韓国側は、残酷な植民地支配と主張していますが、法的には日本国による韓国の併合であり、朝鮮籍の日本人にも日本籍の国民とほぼ同等の権利が保障されていました(むしろ、李朝時代の奴隷身分を解放している…)。朝鮮の独立を訴えた三・一運動にしましても(途中で暴徒化…)、朝鮮側の誇張が指摘されている数字でさえ、死者7509名なそうです。この数字は、朝鮮戦争で、韓国人が殺害した自国民よりも一桁も少ない数です。また、朝鮮籍の人々に対する戦時徴用が、昭和44年からであったことを考慮しますと、むしろ、兵役や労役において優遇されていたといってもよいぐらいです。加えて、”従軍慰安婦”が捏造であったことは、既にそのプロセスを含めて判明しており、ナヌムの家に棲む女性達は、訪問者を前にして、悲劇の被害者を演じているに過ぎません。その一方で、終戦後の朝鮮半島での日本人の運命は、悲惨を極めました。北朝鮮領内では、3万5千柱ほどの日本人の遺骨が眠っており、凄惨な虐殺があったことが伺えます(多くの証言や史料にも残っている…)。

 日本人の学生達が、おびただしい数の日本人が無残に殺害されたその場で、偽りの”過酷な植民地支配”や”従軍慰安婦”のために涙を流しているとしますと、この光景は、どこか、恐ろしく間違っているように思えるのです。

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