時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

四大陸フィギュア選手権-大陸王朝風国歌斉唱の違和感

 昨晩、四大陸フィギュア・スケート選手権の模様がテレビ放映されておりました。開催地が日本ということもあって、オープニングで『君が代』が斉唱されたのですが・・・。

 サッカーの国際試合などでも、国歌斉唱がしばしば問題となってきましたが、今回の大会で唖然とさせられたことは、国歌斉唱の大役を務めた歌手の服装が、大陸王朝風であったことです。歌手の方は、ソプラニスタ岡本知高氏なそうですが、鮮やかな真青のチャイナドレス風のローブの上に、刺繍を施した黄色の緞子?で首周りを覆って登場してきたのです。このスタイル、一目見て頭に浮かんだのが、中国の皇帝や朝鮮王の正装でした。こうした服装で、『君が代』を朗々と歌っても、視覚と聴覚の間で不調和をきたし、会場全体が、言葉で表現しがたい、奇妙な違和感に覆われたのです。ソプラニスタであれば、洋装ということもあるのでしょうが、日本国の国歌を大陸王朝風の装いで歌うことは、いかにも不自然です。このように感じたのは、私だけなのでしょうか…。

 尖閣諸島をめぐって、日中間の摩擦が強まると共に、半島諸国との間にもぎくしゃくが続いています。こうした矢先、大陸風の伝統衣装で『君が代』を斉唱したのでは、背後に中韓北の意向が働いたのではないか、と疑ってしまうぐらいです。中国や韓国、北朝鮮でも、自国の国歌を、日本国の着物を纏った歌手が斉唱したならば、大ブーイングが起きるのではないでしょうか。

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