時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

IOC問題-組織を腐敗させる韓国

 昨日は、IOCをめぐり、二つの驚くべきニュースが飛び込んできました。一つは、オリンピックの正式種目からレスリングが除外されたこと、そして、二つ目は、竹島パフォーマンスの韓国人選手に銅メダルが授与されたことです。

 両事件とも、韓国がらみと噂されており、裏で韓国マネーが動いたことは公然の秘密なようです。否、秘密でもなく、今回の決定は、ロビー活動の結果、つまり、裏工作の結果であると認めてもいます。しかしながら、賄賂や接待が、不正行為であることは、経済における取引などと変わりはありません。これまで水面下に隠れていたIOCの金権体質が、ここに来て、ようやく表面化した感さえあるのです。ところが、日本人の多くが、眉を顰めているにも拘わらず、当の韓国では、不正を恥じるどころか、”戦勝気分”なそうです。組織を腐敗させることが、どれだけ多くの人々に不利益を与え、あるいは、犠牲にするのか、思い至ることもなく・・・。

 ロビー活動の敗北であるとする理由から、日本国もまた、韓国並みの汚い手を使えばよい、とする意見も聞かれます。しかしながら、裏口入学によって、他の誰かが落とされるように、アンフェアな行為には、不当な扱いを受ける犠牲者が発生します。そして、こうした不正行為が許されていることが知れわたれば、その組織もまた信頼を失い、やがて傾いてゆくことになるのです。これ以上、不正行為や組織腐敗を広げないためにも、日本国は、決して汚い手を使ってはならないと思うのです。それは、IOCの腐敗を防ぐことでもあり、オリンピック憲章に定めたフェアプレーの精神を実践することでもあるのですから。

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