時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

日本国の敵基地先制攻撃力-誘導ミサイルの開発が必要なのでは

 先日、北朝鮮の核実験を受けて、安倍首相は、国会での質問を受ける形で、敵基地攻撃の可能性について言及していました。

 これまで、敵基地攻撃については、長距離爆撃機によるミサイル基地への攻撃が想定されてきました。そのための、この問題は、空中空輸機の導入が議論の焦点とされていましたが、北朝鮮が、将来的に、核弾頭を搭載したミサイルによる攻撃を計画しているとしますと、日本国側の対応は、迎撃ミサイルの性能アップと敵基地攻撃用の誘導ミサイルの開発なのではないかと思うのです。特に、仮に、中国や北朝鮮が、ミサイルを発射台に設置する、あるいは、移動式ミサイル発射台で発射準備の作業に取り掛かった場合、爆撃機での先制攻撃では、時間的に間に合いません。仮に、移動式のミサイル発射台にも対応可能な、誘導性性能をもつミサイルを開発できれば、日本国は、中国や北朝鮮からのミサイル攻撃に対して、敵基地を逆にミサイル攻撃する形で未然に防ぐことができるのです。

 ニュース報道によりますと、韓国は、北朝鮮全土を射程距離に納める中距離ミサイルを配備したそうですが、このミサイルさえ、日本国に向く可能性もあります。周辺諸国の軍事的な脅威に対しては、日本国は、高度先端技術の力を以って対抗すべきと思うのです。

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