時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

不自然な北朝鮮の外国人避難通告

 北朝鮮は、明日にも韓国に対してミサイル攻撃を強行する構えを見せております。一先ずは、在韓外国人に対して避難を通告していますが、この通告には、不自然さがあります。

 仮に、予告通りに北朝鮮がミサイルを発射し、外国人に被害が発生した場合、避難しなかった本人、あるいは、避難措置を採らなかった外国政府に、責任をなすりつけるつもりなのでしょう。その一方で、この通告には、どこか不自然さもあります。何故ならば、アノニマスがリストを公開したように、韓国に親北勢力が存在しているならば、北朝鮮は、協力者に対して、避難や撹乱工作を含め、何らかの指示を出しているはずであるからです。これらの人々が、何らのアクションも起こしていないとしますと、北朝鮮は、”同朋”を見殺しにするつもりなのか、あるいは、最初から、攻撃は口先だけと言うことになります。また、北朝鮮は、韓国を攻撃するふりを見せて、他国を狙う可能性もあります。監視衛星等の情報によれば、北朝鮮のミサイルは、日本海に向かって配備されており、照準は、日本国、または、アメリカに合わせていると考えられます。狡猾な北朝鮮は、周囲を騙すことはお手のものです。

 北朝鮮の行動を予測することは困難ですが、外国人避難通告そのものが、何らかの作戦の一環かもしれません。北朝鮮発の情報には騙されないよう、常に、警戒する必要があると思うのです。

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