時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

アノニマスのリーク事件-北朝鮮ネットワークの解明を

 国際ハッカー組織アノニマスによる北朝鮮協力者名簿リーク事件は、本来ならば、重大すぎるほど、重大な事件です。にも拘らず、マスコミの反応は鈍く、騒ぎになっているのは、ネットのみのようです。

 リークされた北朝鮮のサイト「わが民族同士」の会員登録名簿では、9001名もの親北協力者の氏名が上がっていたそうです。確認作業は済んでいないようですが、この名簿の中には、日本国のNHKのソウル支局長や学習院大学の教授、そして、朝鮮学校の幹部等の氏名もあったそうです。リークの内容が事実であれば、この名簿は、国内の北朝鮮ネットワークの解明に大いに役立ちます。おそらく、この名簿に記載されていた人物達の背景には、さらなる情報ネットワークが潜んでいる可能性があるからです。NHK内には、以前から、北朝鮮のシンパが潜んでいると指摘されていましたし、大学関係者の中にも、情報網が存在しているのかもしれません。そして、朝鮮総連の幹部が、本国政府の方針に従い、日本国内で工作活動を実行していた動かぬ証拠となれば、朝鮮総連の解体や本国送還の根拠となります。

 登録名簿のリークは、北朝鮮のネットワークのメンバーの”芋づる式”の摘発に繋がり、この組織を壊滅に導くかもしれません。日本国政府は、朝鮮半島における有事に備える意味においても、早急に、国内に張り巡らされている北朝鮮ネットワークの解明に取り組むべきではないかと思うのです。

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