時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

中国の属国化を選ぶ韓国-日本統治時代が”楽”であったから?

 主権平等の原則が定着した現代という時代にあって、韓国が、自ら中国の属国化の道を選んだことは、一般の諸国から見ますと奇異なことです。通常、一度たりとも”植民地支配”を経験すれば、自国の独立だけは、何としても守ろうとするものです。

 韓国の行動パターンは、一般常識とは逆ですので、驚くには値しないのでしょうが、もしかしますと、日本統治時代が”楽”であったことも、一因しているのではないかと思うのです。韓国は、日本による統治を”過酷な植民地支配”として糾弾しておりますが、仮に、当時、日本国が朝鮮半島で過酷な搾取や人権弾圧を繰り返されていたとしたならば、他国の支配下に入ることに対して、より強い拒絶反応があるはずです。ところが、日本統治時代の実像は、韓国の”歴史認識”とは、大きく違っています。自国の安全も日本国の軍隊で守られ、日本の警察制度の導入で治安も維持してもらい、近代国家としてのインフラや制度も整備してもらえたのですから、自ら努力せずに、これほど”楽”に近代化を為し得た国は、韓国をおいて他になかったのではないでしょうか。清朝の属国であった陰惨な時代の記憶を持つ国民は、既にこの世にはなく、日本国による”過酷な植民地支配”も対日カードの一つに過ぎないのです。

 ”楽”をしようとして、中国の属国化する韓国。自発的に中国の属国となったとしても、正真正銘の植民地となり、”苦”ばかりが科せられるかもしれず、今度こそ、心底、懲りることになるのでしょうか。

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