元慰安婦証言は”公然の秘密”－知らないふりをする不誠実な人々

　昨日の記事では、奇妙な河野談話再検証反対論について反論を述べたのですが、本日は、もう少し踏み込んで、元慰安婦証言が”公然の秘密”である限り、河野談話は見直さざるを得なくなることについて書いてみようと思います。

　”見直しという結論に達せざるを得ないような再検証はすべきではない”と主張している人々は、内心では、元慰安婦達が偽証したことが分かっているはずです。表向きは、河野談話の根拠となった元慰安婦の証言は非公開とされていますが、実際には、産経新聞社が既にスクープとして報じていますので、証言に矛盾や齟齬があることを知らないはずはないのです。ところが、再検証反対派の人々は、あたかも、元慰安婦証言は未だに封印されている、というスタンスで発言しています。ところが、国民の大多数が元慰安婦証言が偽りであることを知っているのですから、この状態では、再検証反対論は、なおさらに説得力を持ちえないのです。むしろ、反対論者は、知っていながらしらを切っているのですから、不誠実極まりない態度となります。この平然としらを切る厚かましさは、韓国も同様です。韓国政府は、日本国以上に元慰安婦の証言を集めているはずなのですから。朴大統領は、”生き証人こそ証拠”と強弁を張っていますが、この強弁も、元慰安婦たちの証言が二転三転し、事実と異なる点を多く含むことを熟知のことなのです。

　日本国政府も、再検証を実施するに当たっては、ネットなどの様々なルートを経て元慰安婦の実態を示す資料を国民が既に入手しており、”元慰安婦証言”も”公然の秘密”化していることを前提とすべきです。否、日本国民が知っている状態で河野談話をそのまま踏襲すれば、国民は、政府に裏切られたと感じるのではないでしょうか。

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