時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

”慰安婦問題相当進展”は韓国の常套手段では?

 報じられるところによりますと、米メディアでのインタビューにおいて、韓国の朴大統領は、日本政府との交渉で慰安婦問題に相当の進展があり、現在、最終段階にあると述べたそうです。一方、日本政府は、この発言を否定しております。

 朴大統領、あるいは、日本政府のどちらかが嘘を吐いていることになるのですが、果たして真相は、どうなのでしょうか?これまでの韓国の行動パターンからしますと、”相当進展”発言は、日本国に何らかの行動を強要しようとする場合の、韓国の常套手段である可能性が極めて高いと思うのです。この常套手段とは、”既成事実化戦術”であり、自らの望ましい状態を決定事項として先に公表し、後から発言に現実を合させようとする作戦です。しかも、この作戦を取る時には、海外メディア(ワシントン・ポスト)を一枚絡ませるのが常です。日本国が報道通り、つまり、韓国の要望通りの行動をとるように、国際圧力として利用しようとするのです。既に、海外では事実として報じられている、と…。

 日韓のどちらが嘘を吐いたのかは、日韓基本条約の調印から50周年となる今月22日に明らかとなりますが、韓国で猛威を振るっているMERSにつきましても、韓国政府は、未だに死亡者や患者が増えている段階で、早々に終息宣言を出しております(WHOが否定…)。この点からも、韓国側の虚偽が強く推測されるのですが、50周年記念の日が、両国間の信頼崩壊の日となろうとは、一体、誰が想像したでしょうか。

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