時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

英国のEU離脱問題が問う移民問題の人類史的脅威

今日は、古代・中世史研究家の倉西裕子が、記事を書かせていただきます。英国のEU離脱問題と関連して、7月1日付、並びに、7月5日付本ブログにて、移民の流入問題は、『聖書』「暴露(黙示録)」を想起させるような深刻な問題であることを指摘させていただきました。
 
では、なぜ、人の移動の自由が「最後の審判の日」と関連してくるような、すなわち、「赤いドラゴンthe red dragon」による世界支配につながるような大きな問題として認識されえるようになっているのか、といいますと、1990年の「ベルリンの壁の崩壊」に象徴されますように、社会・共産主義諸国と民主・自由主義国諸の間の人の移動が容易となったことによって、民主・自由主義国への「メンタリティーの違う人々」の大量流入という新たな問題が生じているからである、と言うことができます。
 
「メンタリティーの違う人々」には、イスラム教徒の問題もあるのですが、人類には、大きく分けて、善悪の判断を行うことができる、すなわち、理性と知性のある「神様志向型人類god (goddess)-minded human」と、その逆に、善悪の判断を行うことができない「野獣型人類beast-human」が、明らかに存在しており、この地球上に共存しております。
 
一般的に、民主主義・自由主義を標榜し、「先進国」と称されている国々では、その人口比におきまして、「神様志向型人類god (goddess)-minded human」が多く、それゆえに、国民相互において他者の権利を尊重する意識が高く、基本的権利や自由が守られるような社会が築かれてきたわけなのですが、その社会に、共産主義に洗脳された忌まわしい過去を抱えた「メンタリティーの違う人々」が大量に流入してくるようになった、と言うことができます。
 
 そして、その「メンタリティーの違う人々」は、どうやら「野獣型人類beast-human」であることが、昨今、明らかとなってきたようです。
 
「赤いドラゴンthe red dragon」がサタンの化身とされる理由は、人類を動物化・野獣化させようとしていることにあります。人類の祖とされるアダムとイヴは、「善悪を知る木the tree of knowledge of good and evil」の果実を食したことにより、善悪の判断ができるようになります。このように知性や理性によって善悪の判断がつくようになった「神様志向型人類god (goddess)-minded human」を滅ぼし、悪人、すなわち、「野獣型人類beast-human」のみが存在する世界となすために、サタンの配下の「赤いドラゴンthered dragon」、「野獣beasts」、「偽預言者falseprophet」は、世界中に悪人を増加させ、さらには、世界最終戦争を引き起こそうと計画するわけなのです。
 
ベルリンの壁の崩壊」は、民主主義・自由主義の勝利を意味し、世界の多くの人々が、世界中のすべての国々は、これからは基本的権利や自由が守られるような社会を享受できるとして、喜びに沸くことになりました。しかしながら、現在、改めて考えてみますと、猛獣の入った檻の鉄格子が、「ベルリンの壁」であったのではないか、と疑ってしまいます。
 
 よろしければ、クリックをお願い申し上げます。

(続く)