時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

イエズス会はなぜ‘国際ゲットー連盟’と繋がりがあるのか

 本日も、古代・中世史研究家の倉西裕子が、記事を書かせていただきます。昨日指摘させていただきましたように、‘国際ゲットー連盟’が、世界支配志向勢力の正体であると考えますと、‘国際ゲットー連盟’とイエズス会が、なぜ繋がっているのか、という点にも蓋然性の高い説明が必要とされてくるでしょう。イエズス会とゲットーとの繋がりに関しましては、情報化社会といいましても、明確な説明は、情報不足から困難であり、憶測の域を出ないかもしれませんが、その創始者のイグナチィウス・ロヨヤのユダヤ人説に加えて、人身売買(奴隷貿易)問題を介して生じたのではないか、と推測することができます。
 
16・17世紀の大航海時代は、新大陸の発見などを通し、世界大で人々が交流する時代が幕開けると同時に、人身売買(奴隷貿易)の拡大という負の側面を抱えた時代でもありました。主に、アフリカ・インド亜大陸・南米・東南アジア・中国大陸から、捕縛されたり、部族長等に売られた人々がヨーロッパにも流入してきたわけです。こうした人々も、教会や行政による管理の行き届いたキリスト教共同体にあっては、一般市民として居住し得なかったことでしょうし、また、表立っては奴隷市場を開設することはできなかったはずです。となりますと、ゲットーこそが、奴隷ビジネスの場となり、これらの奴隷化された人々は、主として”ネオ・ユダヤ人”を経営主とする職業に従事させられたのではないか、とする仮説が提起されるのです。
 
日本国における禁教の原因となったように、イエズス会に対する批判の中には、人身売買があります。布教と称しつつ、奴隷貿易にも従事したイエズス会は、密かにゲットー内部の事業者と接触し、奴隷売買の販売ルートを確保していたとも考えられるのです。奴隷的状態であった人々は、ゲットー内部にあっては、奴隷の人々もユダヤ教に改宗させられたことでしょうし、外部に売られた奴隷の人々は、イエズス会の指導のもとで、カトリックに改宗したかもしれません。これらの人々も、やがて‘国際ゲットー連盟’の傘下に入り、実行組織としてその一角を構成するようになったと考えることができます。
 
イエズス会は、人身売買事業での繋がりを介して、今日でも、‘国際ゲットー連盟’、世界支配志向勢力の主力となり続けているかもしれないのです。シリアの難民問題等でも、これらの勢力の影が見え隠れしているようにも思えるのです。

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(続き)