時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

『聖書』に預言されていた現代の問題

本日も、古代・中世史研究家の倉西裕子が、記事を書かせていただきます。‘ネオ・ユダヤ人’による最初の被害者が、洗礼者ヨハネイエス・キリストを含む先祖伝来のユダヤ人たちであったことは、文明人が非文明人によって支配されてしまう問題が、いかに、人類の存続にかかわる重要な問題であるのかを示していると言うことができます。「最後の審判の日」という預言への信仰を含めたキリスト教の成立は、この問題と深く関わっているようなのです。
 
すなわち、非文明人たちが、文明化された人々によって造られた社会に移住し、そこの支配者となることによって生じる悲劇的状態が、遠い将来においても起こるであろうと預言したのが、『聖書』の「ダニエル記The Book of Daniel」や「暴露録(黙示録)the Revelation」であるのです。
 
現在、ネオ・ユダヤ人’を中心とした世界支配志向勢力が推し進めている移民推進策、政治・経済の全面的支配、社会改造、王室・皇室の傀儡化の進展を目の当たりにしますと、まさに『聖書』の述べる「最後の審判の日」は近いのではないか、とする不安が脳裏を過ります。否、『聖書』は、人類には、性質を異にする2種類の人間があるという問題を見極め、先の先までその行く先を見通す透徹した視線を以って、人類普遍の危機を伝えているように思えるのです。
 
『聖書』の「0・1・2・6の法則」によりまして、2016年と2061年は、ニュートンも2060/61年を「最後の審判の日」として計算しておりますように、「最後の審判の日」の有力候補年です(ただし、暦法の違いなどにより前後1年の誤差があります)。
 
「赤いドラゴンthe Red Dragon」、「野獣the beast」、「にせ予言者the false prophet」が具体的に意味しているのが、どうやら、‘ネオ・ユダヤ人’によって構成される実体ある組織であって、しかも、なんらかの指揮命令系統のもとで、統率のとれた活動を行っている可能性が高いことは、いよいよ、「最後の審判の日」が内包している人類の危機にについて真剣に考えねばならない時期が来ていることを示しております。
 
『聖書』の神様は、かくも古代において、現在の人類が置かれている危機を見通していたことに驚きを禁じ得ません。

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(続く)