時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

ロスチャイルド家の台頭はモンゴルの蘇りか

 本日も、古代・中世史研究家の倉西裕子が、記事を書かせていただきます。現在「ユダヤ人」として認識されている人々の思想、すなわち、「偽ユダヤ教」の思想として、遊牧民思想によりその特徴が見られる悪魔思想が入り込み、この悪魔思想(非文明思想)こそが、現在におきましても、人々に脅威を与え続けていることは、13世紀のモンゴルの征服思想と20世紀初頭に書かれたとされる「シオンの議定書The Protocols of Zion」との間に、以下の思想的共通点があることにおいても、認めることができます。
 
1)世界支配、すなわち、すべての他者を支配することを神から与えられた当然の権利と主張している。
2)世界支配のために他国の領土を奪う、すなわち、‘征服’という行為を当然の権利と主張している。
3)目的達成のために、他者の生命を奪うこと、大量虐殺genocideを容認している。
4)目的達成のために、他者を騙すことを容認している。
5)民主主義、自由、法の支配、個人の基本的権利の尊重などの普遍的とされる諸価値を悉く否定している。
 
 
本ブログにて再三にわたって指摘いたしましたように、モンゴル側の外交官となっていたマスター・ロバートは十中八九ユダヤ人があったように、「偽ユダヤ教」の思想はモンゴルに悪用されたようであり、人類史上、この悪魔の世界征服思想が人類を恐怖に陥れた顕著たる例であると言えるかもしれません。それから凡そ600年という時を経て、モンゴルと同じような思想が、「シオンの議定書The Protocols of Zion」として再び登場してきたのです。人類を滅亡の恐怖に陥れた第一次世界大戦第二次世界大戦の勃発にも、「シオンの議定書」が影響したとされておりますことは、悪魔の思想が、近現代において蘇ったとも言えるでしょう。この蘇りと、‘闇の帝王’とも目されてきたロスチャイルド家の元の家名が、モンゴル系であることを示す「カーンKhan」であることとの間には、何か関連があると推測することもできるでしょう。
 
よろしければ、クリックをお願い申し上げます。
  

(続く)