時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

ロスチャイルド家は警察権力の掌握を狙っているのか

 本日も、古代・中世史研究家の倉西裕子が、記事を書かせていただきます。フランス大統領選挙におけるマクロン候補の公約である警察官1万人増員案と関連して、警察権力の問題を今日は扱います。
 
そもそも、警察権力とは、以下の点におきまして、これを掌握した勢力にとりまして、自らに都合のよい国民監視体制を敷くための格好の道具となります。
 
1)‘捜査’と称すれば、居住者の同意なくして住居に入ることができる。
2)武器を携帯できる。
3)‘捜査’と称すれば、他人のパソコンの情報にアクセスすること、さらには、その内容を盗み取ることができる。
4)‘捜査’と称すれば、他者の所有物を押収できる。
5)‘捜査’と称すれば、証拠隠滅できる。
 
この他にもあるかもしれませんが、このような警察の権限(あるいは検察の権限も含む)が、仮に、特定の勢力に掌握され、その権力維持のために用いられるようになった場合、国民は、圧政に苦しむことになります。その典型例が、秘密警察によって維持された社会・共産主義国であると言うことができるでしょう。すなわち、ジョージ・オーウェルの『1984年』のような世界となってしまうことが予測されるのです。
 
このように考えますと、ロスチャイルド家を中心とした世界支配志向勢力にとりまして、警察権力は、ぜひとも掌握したい権力であるはずです。英国では、2015年まで、『刑事フォイルFoil’s War』というTVドラマが放映されて人気を博し、米国や日本でも放送されておりました(現在、NHKで再放送中)。このTVドラマは、アンソニーホロヴィッツ氏というユダヤ系のプロデューサーによって脚本・演出されております。第二次世界大戦下における英国の警察活動を扱った非常に面白いドラマであり、主人公である刑事・フォイル(おそらくはユダヤ系英国人の刑事という設定)は、有能で、正義感にあふれた人柄として描かれております。警察のイメージ・アップに繋がっているとも言えますが、ブロンテ姉妹と同様に、その背後には何かがあるのかもしれません。

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(続く)