時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

イルミナティーと太極図との関係は?

 今日も、古代・中世史研究家の倉西裕子が記事を書かせていただきます。モロコ神Moloch, Markuthを象徴する2匹の蛇・鷹によってつくられる輪の構図は、善と悪とが輪として循環的に繋がっていることを表現し、悪を極めれば善に至る、地獄を極めれば天国に行けるという倒錯したカルト思想を表現していることを昨日指摘いたしました。


 一般常識や善悪の判断能力がある人が「このような悪さを行えば、天国へ行くことができない」と考えるような悪事についても、カルト思想を信じている人々は、むしろ「このような悪事を行えば、天国へ行くことができる」と反対に考えるわけですので、所謂‘手に負えない’人々であるわけです。換言すれば、イルミナティーのメンバーに対しましては、まったく、その‘良心に期待する’ということができないのです。

 
この点、陰陽思想に基づく”太極図”のデザインには、注意が必要です。巴形が組み合わせた太極図の文様は、1897年の大韓帝国建国と共に制定され、現在の韓国の国旗としても使用されています。大韓帝国の”韓”の国名は、「三韓」、即ち、中国から独立していた古代の国名に因むとされ、国家としての独立性を殊更に強調する一方で、国旗については、中国の陰陽思想に起源を遡る図柄を選ぶのは、どこか、不自然です。

本年8月6日本ブログにて、韓国・朝鮮がモンゴル帝国の影響を強く残している地域であったことから、「黒いユダヤ人」の国際組織は、李氏朝鮮に接近していたと推測することができると述べました。憶測の域は出ませんが、李朝が「大韓帝国」と国号を変更した理由は、秘かに「ロスチャイルドの国」という意味を暗示するために、国名についてはロスチャイルド家の元の家名である「カンKhan」を「韓」と表現したことに加えて、国旗についても、イルミナティーの思想の表現と似通ったデザインである太極図としたのかもしれません。

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(続く)