時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

イルミナティーによる逆転・循環計画-皇室の危機?

今日も、古代・中世史研究家の倉西裕子が記事を書かせていただきます。テクス・マース氏Texe Marrsの研究によりますと、モロコ神Moloch, Markuthを象徴する2匹の蛇・鷹によってつくられる輪の構図は、善と悪とが輪として繋がっていることを表現し、「悪を極めれば善に至る、最低を極めれば最高に至る、地獄を極めれば天国に行ける」という逆転・循環の思想を表現しております。
 
この思想故に、イルミナティー(ロスチャイルド家・サスーン家・イエズス会を中心とした「黒いユダヤ人」の国際組織)のメンバー達は、自らが天国に行くことができるよう敢えて巨悪な行為を繰り返しているわけですが、自らの天国行きをさらに確かなものにするためには、その輪の構図の「善を極めれば悪に至る、最高を極めれば最低に至る」という逆転の思想をも現実化させねばならないことになります。すなわち、悪⇒善や低⇒高とともに、善⇒悪や高⇒低であることをも立証せねばならないはずなのです。
 
このように考えますと、イルミナティー(ロスチャイルド家・サスーン家・イエズス会を中心とした「黒いユダヤ人」の国際組織)のメンバー達は、善人に犯罪者や極悪人の汚名を着せ、社会的に最高位とされる地位に最低位の人々を就けさせるという計画を秘かに遂行していると推測することができます。こうした計画は、社会的に低い地位にある野心家の人々をイルミナティーに惹きつける結果をもたらしていると推測することができます。

 共産主義も、この思想に通じています。善悪・高低の逆転・循環の思想は、中国の陰陽五行説やインドのヒンドゥー教など、アジアに起源を持つ可能性もありますが、このような思想は、その思想の信奉者のみの自己満足や支配欲を満たすものであり、何時の時代でも一般国民にとりましては、大きな迷惑、時には、大きな脅威であったことでしょう。
 
現に、身分逆転に関する出来事は、古代の日本国にも見受けられます。『続日本紀』によると奈良時代聖武天皇は、娘の孝謙天皇に「奴を王としようとも、王を奴としようとも、思いのままにせよ」という趣旨の詔勅を発したとする記述があります。この記述の真偽は別としても、女帝であった孝謙天皇こそ、後に身元不明の道鏡を寵愛し、天皇位に就けようとする道鏡事件を起こし、日本国の政局に大混乱をもたらしました。
 
昨今の‘皇室’や‘王室’などの状況を眺めて見ますと、イルミナティーのこの循環計画は、確かに実行に移されているような気がいたします。

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(続く)