時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

小和田氏スパイ説-”二重スパイ”は国際組織の”一重スパイ”?

 今日も、古代・中世史研究家の倉西裕子が記事を書かせていただきます。昨日、本ブログにて、現在の所謂‘皇室’をめぐるネット上の‘噂’の一つとして「9)小和田恒氏はソ連とイギリスとの二重スパイである」とする説を紹介いたしました。KGB出身のプーチン大統領は、ソ連邦時代の情報を継承したためにか、皇室関連の秘密情報を入手している気配があり、日本国の国益が害される要因となっている懸念もあります。
 
そもそも”二重スパイ”という言葉は、2つの国家に雇われているスパイ、通常は、主として敵対している2つの国家に二重に雇われているスパイという意味として使われており、そこには、その2つの国家の両方、もしくは、その何れかへの裏切り行為と背信行為を行う”蝙蝠”のメージがあります。小和田氏に限らず、世界各国におきまして”二重スパイ”の事例は、枚挙に遑がありません。最近でも、CIA内部に”二重スパイ”が潜んでいる疑いがあるとして、北京の米大使館の職員ほぼ全員が調査されるという事件も起きています(外交関係者にはスパイが多い…)。
 
確かに、複数の政府に同時に雇用されている場合もあるのでしょうが、表面的には”二重スパイ”、あるいは、”多重スパイ”に見えながら、その実、”国際組織の一重スパイ”である可能性もあります。本ブログで述べてまいりましたように、イルミナティー(ロスチャイルド家・サスーン家・イエズス会を中心とした「黒いユダヤ人」の国際組織)は、各国政府・王室(皇室)内に、そのメンバーを送り込んでいる国際組織です。イルミナティーに忠誠を誓っている、イルミナティーの雇われスパイたちは、イルミナティーの利益が最大限となるよう、各国政府内のイルミナティーのメンバーや要人たちと接触しているわけですので、イルミナティーの雇われスパイは、”二重スパイ”に見えるのです。

すなわち、仮に、A国とB国があったといたしますと、イルミナティーの利益とA国の利益が一致した場合、イルミナティーの雇われスパイはA国のために働き、イルミナティーの利益とB国の利益が一致した場合、イルミナティーのスパイは、B国のために働くということになるわけです。また、イルミナティーは、自らの計画に沿ってA国とB国とを同時に操るために、スパイに工作活動を命じる場合もあるかもしれません。
 
このように考えますと、”二重スパイ”とはイルミナティーの”一重スパイ”ということになるでしょう。小和田恒氏につきましても、ネット上におきまして、イルミナティーのメンバーであるという‘噂’があることも、このような構図の存在を補っていると言えます。

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(続く)