時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

シベリアのモンゴル族と現代世界の闇

  今日も、古代・中世史研究家の倉西裕子が記事を書かせていただきます。ロスチャイルド家の元の家名である「カンKhan」は、「黒いユダヤ人」の国際組織が北米大陸カンザス州を気に入り、モンゴロイド・アフリカ系優遇策を世界規模で採っている理由を説明するキーワードであるかもしれません。
 
「カンKhan」という家名は、モンゴル帝国Khan(合罕)という大王を意味する称号に由来していると考えられます。この名称は、チンギス一族の王にのみ用いられ、チンギス・ハーンの曽祖父のカブルの代に始まります(他の諸族の王は、罕に過ぎない)。マルコ・ポーロMarcoPoloの『東方見聞録』は、チンギスの近い親族にあたる一族が、白クマの棲むようなシベリアあたりの北方に住んでいたと記しております。この一族は、「カンチ」という名の人物を王とし、野外に住み、平野や山や谷を移動して、狩りをしながら原始的な暮らしていたとされております。マルコ・ポーロが「決して美しい顔をした種族ではない」と記したこの原始的な種族は、エスキモー系の人々であったと推測され、エスキモーの氷の家とモンゴルのパオの形状が似通っている理由は、モンゴル人とエスキモーが、北方に住む同じモンゴロイド系種族を起源としていることにあるのかもしれません。
 
そして、南北アメリカ大陸のインディアンたちも、その起源はシベリアのモンゴロイドにあります。南米インディオのお祭りに、白クマが登場することに示されますように、ベーリング海峡がまだ無く、ユーラシア大陸北米大陸がまだ地続きであった時代に、ユーラシア大陸から渡ってきた北方のモンゴロイド系種族が、南北アメリカ大陸のインディアンの祖先であったと考えられているのです。
 
一見、関連のなさそうに見えながら、「黒ユダヤ人」達と混血したチェロ族を含め、南北アメリカ大陸のインディアンたちとモンゴル族は実は血縁的に繋がっており、ロスチャイルド家は、ヨーロッパ風に「ロスチャイルドRothshield」という家名に改めながらも、元の家名である「カンKhan」に拘りを持ち、モンゴロイド優遇策も同族意識に発しているのかもしれません。

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(続く)