時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

ケネディ大統領暗殺事件のキーワードは「ジャック」?

 今日も、古代・中世史研究家の倉西裕子が記事を書かせていただきます。本日未明、米国にてケネディ元大統領、すなわち、ジョン・フィッツジェラルド"ジャック"ケネディJohn Fitzgerald "Jack" Kennedy)の暗殺事件に関する公文書the final classified documents related to the assassinationが公開されます。この事件は、憶測の域は出ませんが、以下の点から「ジャック」という名をキーワードとして、「黒いユダヤ人」の国際組織と何らかの関連がありそうなのです。
 
1)ケネディ氏の愛称は「ジャック」であり、その妻、ジャックリーヌ・ボーヴィエJacqueline Bouvier1929 – May 19, 1994)の愛称は「ジャックリーヌ」である。この点は、フランス革命期の「黒いユダヤ人」の国際組織の下部組織の「カルマニョールCarmagnole」を想起させる。すなわち、「荒くれ男」のコードネームが「ジャック」であれば、「荒くれ女」のコードネームは、その女性型の「ジャックリーヌ」となり、ケネディー夫妻によるテキサス州ダラスにおけるパレードは、踊りながら行進した「カルマニョールCarmagnole」と重なる。
 
2)アイルランド系のケネディ氏は、米国史初のカトリックの大統領である。「カルマニョール」もカトリック系の集団であったと考えられることから、ケネディ氏の背景には、「黒いユダヤ人」の国際組織との関連が示唆される(ちなみに、『蝿の王The Load of the Flies』という英国の小説に登場するという島(世界)支配を狙う非文明礼賛の少年も、「ジャック」という名であり、カトリックの孤児院の出身者として設定されている)。
 
3)ジャックリーヌは、ユダヤ系であり、ウォールストリートの投資家であった父親の名は、ジョン・ヴェルノー・(ブラックジャック)・ボーヴィエⅢ世John Vernou "Black Jack" Bouvier III (May 19, 1891 –August 3, 1957)であり、「黒いジャック」という黄褐色の肌の色と‘はでな生活’を意味する綽名を持つ。
 
4)ケネディ暗殺事件の単独犯とされているオズワルドLee Harvey Oswald (October 18, 1939 – November 24, 1963)を暗殺したのは、ユダヤ人のナイトクラブ経営者のジャック・ルービーJacob Leon RubensteinMarch 25, 1911 –January 3, 1967)という人物であり、この人物も「ジャック」という名を持つ。『Conspiracyof the Six-Pointed Star ダビデの星の陰謀』(Texe Marrs著)によると(236頁)、ルービーはクリントン元大統領の実父であるともいう。
 
5)ケネディ氏の愛人であったとされ、暗殺されたマリリン・モンローは、『Conspiracy of theSix-Pointed Star ダビデの星の陰謀』によると(321頁)、‘ユダヤ教’に改宗している(あるいは、元から隠れ‘ユダヤ教徒’であったのでは)。また、モンローをめぐっては、ソ連邦工作員説があり、信憑性が高い。
 
時は、冷戦の只中であり、一触即発の緊張状態にありました。ケネディ元大統領暗殺事件は、極めて謎の多い事件ではありますが、案外、思わぬ視点から見ることで、事件の真相は明らかとなってくるのかもしれません。
 
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(続く)