時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

オズワルド暗殺は’イスラエルのため?

今日も、古代・中世史研究家の倉西裕子が記事を書かせていただきます。ケネディ暗殺事件には、「黒いユダヤ人」の国際組織の問題が関連していると考えられるわけですが、特に、見落としてはならない視点として、‘アシュケナージ系の「白いユダヤ人」とセファルディー系の「黒いユダヤ人」の対立’という視点があることを指摘することができるかもしれません。
 
Conspiracy of theSix-Pointed Star ダビデの星の陰謀』(237頁)によりますと、ケネディ大統領の暗殺事件の二日後、容疑者として逮捕されていたオズワルドを暗殺したジャック・ルービーJacob Leon Rubensteinは、犯行の前日、シナゴーク(ユダヤ教の教会)を訪れており、その際に、「もし、米国民が、JFKの死の責任が、‘ユダヤ人’にあることに気づいたら、報復として、ポグロムユダヤ人大量虐殺)が起こることを怖れ、イスラエルと‘ユダヤ人’のために、オズワルドを撃ったHe did it for Israel and the Jews, to shut Oswald up, fearing thatif Americans found out the Jews were responsible for JFK’s death, there wouldbe pogroms against Jews in retaliation.」と関係者に述べたそうです。
 
ケネディ暗殺事件と‘ユダヤ人’社会との密接な関係を示唆していることにおいて、ある意味で、この発言は、当を得ているかもしれません。すなわち、ケネディ暗殺事件には、文明肯定派の「白いユダヤ人」と文明否定派の「黒いユダヤ人」との内部抗争が、深く関わっている可能性があるのです。
 
10月8日付本ブログにて述べましたように、「イスラエル」と言った場合、パレスチナにあるイスラエル政府という意味と、イルミナティーの国家権力体(世界政府)という2つの意味があると推測されます。そして、その巨大な権力体内部において、文明肯定派の「白いユダヤ人」と文明否定派の「黒いユダヤ人」の内部抗争が複雑に続いており、ケネディ暗殺事件の真相は、こうした抗争の構図や構造を分析することで明らかとなってくるのかもしれません。

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(続く)