時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

キューバ危機から学ぶ北朝鮮の核問題への対応

  今日も、古代・中世史研究家の倉西裕子が記事を書かせていただきます。ケネディ政権下の重大事件と言いますとキューバ危機を挙げることができます。キューバ危機とは、19625月にフルシチョフが、キューバに対してアメリカの侵攻に備えて核ミサイルを配備するように提案し、キューバカストロ政権が、核ミサイル施設の建設を実際に始め、米キューバ間において一触即発となった事件です。第三次世界大戦勃発の可能性もあったキューバ危機は、ケネディ大統領の強硬姿勢によって、最終的に、ソ連邦キューバに設置した核ミサイルは撤退されることになりました。
 
ケネディ前大統領のこのような強硬姿勢を踏まえますと、「ケネディ前大統領はソ連邦の協力者である可能性は低い」とする指摘を受けることになるかもしれません。また、なぜ、ソ連邦は、対ソ強硬派であるはずのケネディ政権を好ましい政権と捉えていたのか、この点とも矛盾することにもなるでしょう。しかしながら、‘社会・共産主義諸国は「黒いユダヤ人」の国際組織によって作られた国々である’という視点から、キューバ危機の結果をよく分析してみますと、キューバ危機の意外な側面が見えてくるかもしれません。
 
「黒いユダヤ人」の国際組織が、マルクスに社会・共産主義思想を流布させて人類の非文明化を図ろうとしていること、すなわち、社会・共産主義体制は‘方便’に過ぎず、「黒いユダヤ人」の国際組織の真の目的は、人類の非文明化・動物化であると推測されることは、本ブログにて再三にわたり指摘しているとおりです。それ故に、文明国側は、社会・共産主義圏の拡大に神経を尖らせていたと言うことができるでしょう。
 
そして、キューバ危機を通して、実質的に、「黒いユダヤ人」の国際組織は、その支配地域をキューバに拡張させることができたことは重要です。すなわち、キューバ危機において、核ミサイルはキューバから撤去されましが、キューバの社会・共産主義体制は、実質的に容認されることになったのです。囲碁というゲームがありますが、囲碁は、より大きな領域(地)を占めた側が勝つゲームです。米国の目と鼻の先に、「黒いユダヤ人」の国際組織の国家が確立は、その支配領域の拡大を意味したことになるのです。
 
 すなわち、核問題という‘より大きな脅威’を取引材料として交渉の場に持ち出すことで、「黒いユダヤ人」の国際組織は、勢力を拡大させたのです。そして、このことは、ケネディ前大統領が、やはり「ソ連邦の協力者」、「「黒いユダヤ人」の国際組織の協力者」であった可能性を示唆させていることになります。
 
 昨今の北朝鮮の核問題も、目的達成のための‘より大きな脅威’であるかもしれません。仮に、‘平和解決’いたしましても、キューバ危機のように、表面上は平和解決したように見えましても、実は、「黒いユダヤ人」の国際組織が、人類の非文明化・動物化に向けて、一歩、その歩を進めていることになるのかもしれないのです。
 
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(続く)