時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

テキサス州教会襲撃犯と「黒いユダヤ組織」の関係は?

 今日も、古代・中世史研究家の倉西裕子が記事を書かせていただきます。11月5日米国テキサス州サザーランドスプリングスにあるファースト・バプティスト教会において、無神論者の男が27名ものキリスト教信者を殺害するという痛ましい事件が発生いたしました。この犯人が、「黒いユダヤ人」の国際組織に属していた、もしくは、その影響を受けていた可能性を以下の附合点から指摘することができます。
 
NEWSWEEK日本版によると、犯人は、”キリスト教はくだらない”と考え、神の存在を信じる人たちを常にバカ呼ばわりし、無神論を説いていた。本年7月20日付本ブログで述べたように、「黒いユダヤ人」の国際組織の中心勢力の一つであるイエズス会の特徴は、「イエズス会の指導者の中枢部がユダヤ人たちであって、正統派のローマ・カトリック教会を軽蔑、嫌悪している」ことである。犯人の反キリスト教思想は、このようなイエズス会の思想に通じる。
 
②犯人は、キリスト教徒であった妻の母親のみを標的とせず、教会に集っていたキリスト教徒の全員を殺害しようとしていたことは、ユダヤ教の異端思想に通じる。『Conspiracy of the Six-Pointed Star ダビデの星の陰謀』によると(313頁)によると、著名なユダヤ人ラビであるマイモニデスMaimonidesは、『タルムードTalmud』において、「すべてのキリスト教徒を殺害するように」と異端ユダヤ教徒を扇動しており、犯人は、こうしたユダヤ教異端の思想の影響を受けていると考えられる。
 

③犯人は、サン・アントニオ市の近郊に居住していた。サン・アントニオ市は、パリの最貧地区のサン・タントアーヌ(サン・アントニオのフランス語形)地区と同様に、動物の守護聖人である聖アントニオス(ギリシア: Αντώνιος, ラテン語:Antonius251年頃 - 356年)に因んでいる。この点は、ディケンズの『二都物語A Tale of Two Cities』に登場し、「黒いユダヤ人」の国際組織に属していたと考えられる、フランス革命期の「カルマニョール」の「荒くれ男」と「荒くれ女」が、主に、サン・タントアーヌの居住者達であったことと関連している可能性を指摘できる(トランプ大統領が、犯人の残虐行為を「動物的animal」と表現したことは、この点を踏まえてのことか?)。

 
テキサス州の銃乱射事件については、まだまだ謎が多いと言えますが、これらの3点から「黒いユダヤ組織」と何らかの関連性が伺えます。あるいは、同組織は、自らの反キリスト思想を世界大に流布していますので、犯人は、その影響を強く受けていた可能性もあります。今後の情報を待つ必要がありますが、大概のマスメディアは、同組織の管理下にありますので、果たして事実が明らかにされるのか、懸念されるところでもあります。

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(続く)