時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

目的とは逆の結果となったテキサス州教会襲撃事件?

今日も、古代・中世史研究家の倉西裕子が記事を書かせていただきます。昨日、テキサス州教会襲撃犯は「黒いユダヤ人」の国際組織に属している可能性について述べました。それでは、犯人の目的は、何であったのでしょうか。
 
「黒いユダヤ人」の国際組織の‘バイブル’と考えられる「シオンの議定書Protocols of Zion 」や『タルムードTalmud』の内容から推測いたしますと、キリスト教徒への「脅し」であったのではないか、と考えることができます(犯人のデビン・ケリーがこの教会に通う義理の母親に脅迫文を送っていたことも、このような推測を補う)。
 
そもそも、異教徒殺害を教唆する宗教はイスラム教のみではなく、著名なユダヤ人ラビであるマイモニデスMaimonidesの唱えているようなユダヤ教異端(悪魔崇拝)もまた、異教徒殺害容認思想なのです。日頃から無神論者であると言っていたという犯人のデビン・ケリーが、秘かに「黒いユダヤ人」であったのか、否かはわかりませんが、ユダヤ教異端(悪魔崇拝)に近い思想の持ち主であったと考えられるのです(カール・マルクス無神論を唱えながら、実は秘かに「黒いユダヤ人」のユダヤ教異端、悪魔崇拝のラビであり、秘かに黒ミサを行っていた)。マイモニデスMaimonidesが、イスラム風のターバンを巻いていることに示唆されますように、バビロニアで成立したユダヤ教異端(悪魔崇拝)はイスラム教の影響を受けていると考えられており、カルト思想の範疇に属するような危険思想なのです。
 
銃乱射事件を起こすことで、キリスト教徒を威すとともに、米国内に銃規制賛成の機運をつくり、米国民から銃を取り上げることが、「黒いユダヤ人」の国際組織の真の目的であったのかもしれません。抵抗するための武器を取り上げ、抵抗できなくさせれば、彼らの「脅し」はより効果を増し、米国を支配することができるからです。
 
このように考えますと、武器を持った勇敢な近隣の住民による抵抗は、‘神の御加護’であったと言えるかもしれません。‘もし、武器をもって犯人に抵抗する人々がいなかったならば、教会に集っていた人々は、すべて虐殺されていたはずである’ことは誰が考えても明白なのですから。正当防衛のための武器所有の必要性が認識されるようになり、彼らの計画は失敗し、逆に、銃規制反対の機運を招いたと言えるのではないでしょうか。

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(続く)