時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

「黒いユダヤ人」たちの一夫多妻・多夫多妻の問題

 今日も、古代・中世史研究家の倉西裕子が記事を書かせていただきます。2017年6月15日付本ブログで述べましたように、「黒いユダヤ人」の成立には、特に、奴隷貿易が関わっております。‘ユダヤ人’の奴隷貿易商人たちは、商品でもあったアフリカ系、アラブ系、アジア系の女性奴隷たちとの間に多くの子供を持つようになったことから、女性奴隷との間に生まれた子供や、解放奴隷たちが新たな‘ユダヤ教徒’、すなわち、「黒いユダヤ人」となったのです(肌の色の違いからインドでは、「黒いユダヤ人」と呼ばれるようになり、「白いユダヤ人」との間には、婚姻の禁止やシナゴークsynagogueを異にするなどの一線が引かれていた)。
 
このような成り立ちから、「黒いユダヤ人」たちは、事実上、一夫多妻制を敷いていたようであり、イスラム教に近い婚姻習慣を持つようになっていたようです。さらには、もっとルーズに「多夫多妻制」とも称すべき様な、婚姻という制度までをも否定するような過激思想も生じていたようです(「黒いユダヤ人」であるカール・マルクスは、婚姻制度を否定し女性の共有を唱えていた)。
 
16世紀の「ユダヤ人追放」によって、イベリア半島からヨーロッパ中央部のキリスト教世界に移動してきた、こうしたセファルディ系ユダヤ人やマラーノを含む「黒いユダヤ人」たちは、キリスト教世界に順応するために、表面的には、キリスト教の一夫一婦制に従っているように見せかけながら、実際には、一夫多妻や多夫多妻を隠れて行っていたようです。このことが、「黒いユダヤ人」の間に、婚外子や非嫡出子が多い原因ともなっているのです。すなわち、一般的道徳観念や社会通念とは逸脱している奇妙な集団が、出現してしまったことにもなります。
 
そして、この一般的道徳観念や社会通念とは逸脱している集団、すなわち、「黒いユダヤ人」たちは、1776年5月1日にバイエルンにて秘密結社のイルミナティーを結成したことによって、さらに排他性と機密性を強め、現在でも、社会の基盤となっている’温かな家庭’を持つ中産階級の破壊や壊滅を計画し、婚外子を利用して秘かに世界権力を掌握しようとしているわけなのです。

このように考えますと、狡猾なイルミナティーに国権を掌握されないためには、特に、王室・皇室をめぐる婚外子問題を、プライバシー問題として矮小化させてはならず、政治問題として扱い、対応策を講じなければならないと言えるでしょう。

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(続く)