時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

『蝶々夫人』とイルミナティーの接点

 今日も、古代・中世史研究家の倉西裕子が記事を書かせていただきます。ロンドンの「切り裂きジャックJack the Ripper」事件とシカゴの「アメリカの切り裂き男AmericanRipper」事件の犯人であるハーマン・H・ホームズH. H. Homesを追跡、逮捕したのは、ピンカートン探偵社Pinkerton National Detective Agency, 略称:Pinkertons)という米国最大手の私立探偵社・警備会社です(政府部門があり、政府委託の捜査もこなす)。
 
この「ピンカートン」という名前を何処かで耳にしたことがある読者も多いのではないでしょうか。「ピンカートン」という名前は、プッチーニのオペラ、『蝶々夫人Maddame  Butterfly』に、海軍士官の名前として登場してきます。
 
Wikipediaによりますと、実在の探偵会社である同社は、「1850年代、大統領選挙に立候補していたエイブラハム・リンカーンの暗殺計画を未然に防ぎ有名となったアラン・ピンカートンが、シカゴの弁護士エドワード・ラッカーとともに、North-Western Police Agencyを設立した。この会社が後にピンカートン探偵社として知られるようにな」ったそうです。
 
蝶々夫人』は、アメリカ合衆国ペンシルベニア州フィラデルフィアの弁護士ジョン・ルーサー・ロングが1898年にアメリカのセンチュリー・マガジン1月号に発表した短編小説(Madame Butterfly)」を原作にアメリカの劇作家デーヴィッド・ベラスコが制作した戯曲をプッチーニが歌劇台本化したものですので、当時の人々は、「ピンカートン」と言いましたならば、当然、米国のピンカートン探偵社を想起したと考えることができます。ロングが、小説のピンカートンを戦艦エイブラハム・リンカーン所属の海軍士官として設定したのも、アラン・ピンカートンを意識してのことであったかもしれません。このことから、『蝶々夫人』の舞台である幕末の日本と、ハーマン・H・ホームズH. H. Homesの背後の国際組織、すなわち、イルミナティーは、ピンカートン探偵社を接点として繋がってくることになるのです。
 
それでは、なぜ、ピンカートン探偵社が接点となっているのでしょうか。私立探偵社として、ホームズを含め多くの犯罪者を追跡し、逮捕に貢献してきたはずのピンカートン探偵社なのですが、何ゆえにか、『蝶々夫人』において、ピンカートンは悪役となっています。その理由は、以下のアラン・ピンカートンの肖像写真とピンカートン社のロゴマークに隠されているかもしれません。
 


懐に右手を入れるポーズは、イルミナティーであることのサインであることは、本ブログにて再三にわたって指摘しております。そして、「ルシファーの目」と称されている片目の三白眼の図案は、イルミナティーのロゴマークなのです。アラン・ピンカートンは、間違いなくイルミナティーであったと考えられるのです。
 
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