イルミナティーはテンプル騎士団方式を見習った?
今日も、古代・中世史研究家の倉西裕子が記事を書かせていただきます。イルミナティーの創設日が5月1日であることが、共産主義の祝日が5月1日(メイデー)である理由であることも、‘ロスチャイルド家とイエズス会によるテンプル騎士団の乗っ取り’によって説明できるかもしれません。
Wikipedia(日本語版)によりますと、テンプル騎士団は「もともと入会者たちは、この世の栄華を捨てる証として個人の私有財産を会に寄贈して共有」しておりました。この慣習はほかの修道会でも行われていたそうですが、このような私有財産の否定は、清貧主義として共産主義思想に通じていると言うことができますが、別の側面にも注目してみるべきでしょう。
テンプル騎士団が財務機関を有しており、国際金融・銀行業をも営んでいたことは、既に指摘いたしました。従いまして、こうして寄進された財貨は、信用を担保するための‘自己資本金’となったと推測することができます。このように考えますと、より多くの人々が私有財産をテンプル騎士団に寄進すればするほど、銀行の信用と自己資本は増します。また、テンプル騎士団には国際金融業という特徴がありますので、各国間の為替によって、より多くの利益を得ることもできるようになります。実際に、テンプル騎士団の財産は莫大であったようです。このことは、テンプル騎士団の総長となった者が、その莫大な財産の管理者となれることをも意味していたと言えるでしょう。
すなわち、私有財産の禁止は、‘清貧’ではなく、‘お金持ち’になるためのシステムであったことになるのです。このような別の側面を踏まえますと、ロスチャイルド家という‘お金持ち’を目指す銀行が、秘かに共産主義を支援している理由がわかってまいります。国民の私有財産を没収することによって、国庫には莫大な財貨が集まりますので、その管理者ともなれば、‘大金持ち’ということになるのです(社会・共産主義国において、その指導者が世界有数の‘大金持ち’である理由)。このように考えますと、ロスチャイルド家(イルミナティー)にとりまして、テンプル騎士団は、ぜひとも乗っ取りたい国際金融機関であったのでしょう。
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(続く)