時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

第二次世界大戦におけるイルミナティーの非文明・動物化問題を描いた『蠅の王』

  今日も、古代・中世史研究家の倉西裕子が記事を書かせていただきます。第二次世界大戦イルミナティー(ロスチャイルド家イエズス会・サスーン家を中心とした「黒いユダヤ人」の国際組織)による人類の非文明化・動物化との関連は、東京裁判の冒頭における主席検事のキーナンの発言やマッカーサー元帥の発言によっても示されますように、当時、多くの人々によって深刻な問題として認識されていたと考えることができます。
 
このことは、西暦1945年、第二次世界大戦末期に、ウィリアム・ゴールディングによって著わされた『蝿の王The Load of the Flies』という英国の小説が、当時、世界的なベストセラーとなったことによっても窺うことができます。
 
蝿の王The Load of the Flies』につきましては、本ブログにて再三にわたり扱っておりますが、この小説は、飛行機事故によって、太平洋の小さな無人島に漂着した数十人の少年たちのうち、世界に対する考え方や理想が対極にあると言えるほどに異なる二人の少年のうちのどちらが、島につくられた少年たちによるコミュニティのリーダーとなるのかが争われる、という内容の御話です。
 
文明世界への帰還を第一目標に掲げる少年、すなわち文明世界を象徴する少年のラルフと、孤児院で育ち、文明社会への帰還を考えずに、その理想を原始時代に戻ることに置いている粗野な少年のジャックは、鋭く対立し、小さな島は、一つしかないことから、この島におけるラルフとジャックの争いは、壮絶なものとなるのです。
 

ジャック少年のグループには、イルミナティーが象徴されており、当時、世界の多くの人々が、第二次世界大戦の真の構造、本質的対立関係は、文明対非文明の対立にあると考えていたからこそ、その様相を少年の世界に置き換えて描いたこの小説は世界的なベストセラーとなったのでしょう。


 

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(続く)