時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

イルミナティーは黒人至上主義?

 今日も、古代・中世史研究家の倉西裕子が記事を書かせていただきます。アフリカで発見されたアウストラロピテクスの化石人骨に付けられた「ルーシーLucy」という名が、モルモン教の教祖の母親の名の「ルーシーLucy」と同じであること、さらに、モルモン教団を扱ったシャーロック・ホームズシリーズの『緋色の研究A Study in Scarlet』の舞台が、米国のソルトレイクシティであり、その女主人公の名前とも同じであることは、偶然では無いのかもしれません。
 
本年5月1日付本ブログにて、「緋色Scarlet」は、カトリック枢機卿の服の色であることから転じて、カトリック界を意味するとともに、「非道徳immorality」や「宗教的罪sin」、特に、「不義密通adultery」、もしくは、「売春婦prostitution」を意味する言葉でもあり、ドイルの『緋色の研究』とは、イエズス会の内情を暴露した‘イエズス会の研究’であり、小説に登場するモルモン教団には、イエズス会が重ねられている可能性について指摘いたしました。

‘光’を意味する「ルーシー」という名が、イルミナティーを含意している点を踏まえますと、以下の点から、今般のモルモン教団と米国聖公会との急接近の背景には、イルミナティー、特に、イエズス会の存在があると推測することができます。
 
1)「聖公会」とは聖なる公同の教会(holy catholic church)という意味であり、「公」がカトリックcatholicのことであることに示されるように、米国聖公会は、典礼的にはカトリック教会との共通点が多く、イエズス会に乗っ取られ易い素地があった。

2)聖公会には、典礼を重んじる、アングロ・カトリック/ハイ・チャーチ (Anglo catholic/High Church)系、福音的なエヴァンジェル/ロウ・チャーチ (Evangels/Low Church) 系、自由神学的な、リベラルズ/ブロード・チャーチ(Liberals/Broad Church)系があるといわれており、特に、アングロ・カトリックは、ローマ・カトリックと近い関係にあると推測される。イエズス会カトリックの一派であることから、イエズス会とアングロ・カトリックは、結びつきやすい。
 
3)モルモン教団もイエズス会も、キリスト教の仮面を被った「黒いユダヤ人」の教団であり、秘かに、マルクート教やバビロニアの『タルムードTalmud』に沿った‘ユダヤ教’を信仰しており、モーゼの十戒を守らず、一夫多妻主義を行う人々である。すなわち、両教団はイルミナティーの構成員であると考えることができる。
 
4)膚の色が黒いことによって、「黒いユダヤ人」と称されるようになっていることに示されるように、イルミナティーは、膚の色がダークである人々を優遇する傾向にあり、聖公会におけるアフリカ系・米国の黒人、ヒスパニック系の増大は、この点と関連していると推測される。
 
5)聖公会の信者の大多数がアフリカ系・米国の黒人、ヒスパニック系によって占められるようになっており、このことは、イエズス会の黒マリア信仰とも関連していると推測される。
 
ヒッピーHippieの代表と言えるビートルズの曲「ルーシー・イン・ザ・スカイ・ウィズ・ダイアモンズLucy in the Sky with Diamonds」に因んで、「ルーシーLucy
」と名付けられ、‘ルーシー現象’が、イルミナティーによる人類の非文明化・非知性化・動物化計画の一環として作為的に演出されたものである可能性が高いことを踏まえますと、これらの5つの点は、‘黒人至上主義’の台頭という人類にとっての新たな危機を意味していると推測することができるかもしれません。

 
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(続く)