時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

8月15日には「裏」の意味があった?

 今日も、古代・中世史研究家の倉西裕子が記事を書かせていただきます。8月15日は、終戦記念日であり、全世界の戦没者に哀悼の祈りを捧げねばならない日です。8月15日という日付は、「聖母マリアの昇天の日」であるとされ、キリスト教におきましては祝日とされております。
 
そして、歴史を概観してみますと、1549年8月15日に、イエズス会(フランシスコ派)のフランシスコ・ザビエルFrancis Xavier(1506~1552年)が鹿児島の地に上陸しており、8月15日はイエズス会(フランシスコ派)が、日本国に一歩を記した日付でもあるのです。
 
ザビエルは、この日に日本に上陸したことを記念して、‘日本国を聖母マリアに寄進’したそうです。ここで、本ブログにおきまして再三にわたり指摘しておりますように、イエズス会(フランシスコ派)には「表」の活動と「裏」の活動があり、「表」がキリスト教の布教であり、「裏」がバビロニアユダヤ教という悪魔崇拝の異端ユダヤ教の布教であることを思い起こしますと、「聖母マリア」にも裏表があるのではないか、と推測されてまいります。「表」がイエス・キリストの母である聖母マリアといたしますと、「裏」の「聖母マリア」とは、イグナティウス・ヨロラなどが奉じていた「黒マリア」なのではないか、と考えることができるのです。
 
すなわち、ザビエルの「裏」の活動によって、非文明・野蛮世界の象徴たる「黒マリア」によって支配される国として、日本国は、一方的に位置づけられてしまったことになるのです。その後のフランシスコ・カブラルなどの布教活動は、この点を補っているとおりであり、芥川龍之介の『煙草と悪魔』に「悪魔なるものは、天主教の伴天連か(恐らくは、フランシス上人)がはるばる日本へつれて来たさうである」という一文があることは、このことを意味しているのでしょう。
 
ザビエルの計画は、反フランシスコ派のイタリア人宣教師のアレッサンドロ・ヴァリニャーノAlessandro Valignano / Valignani1539215 - 1606120日)などによって阻止されたようですが、400年以上も前のこのような出来事は、イエズス会(フランシスコ派)が、イルミナティーの前身であることを踏まえますと、近現代史と繋がっているような気がいたします。
 
第二次世界大戦は、その8月15日という日付において終戦となり、そして、その講和条約は、フランシスコ派の始祖であるアッシジのフランチェスコに因んで命名されたサンフランシスコという都市において締結され、「サンフランシスコ条約」と称されるようになりました(ザビエルのフランシスコという名もアッシジのフランチェスコに因んでいる)。このような終戦をめぐる日付や都市名は、偶然なのでしょうか、それとも、イルミナティーの「裏」の活動と関連があるのでしょうか。
 

今日、第二次世界大戦終戦の日は、犠牲者の冥福を祈る日であるとともに、第二次世界大戦とは何であったのか、世界中の人々が、もう一度考えてみるべき日でもあります。


 

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(続く)