時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

イルミナティーの光はルシファーの光計画

 今日も、古代・中世史研究家の倉西裕子が記事を書かせていただきます。『2061年宇宙の旅(『2061年2061: Odyssey Three』)』が、イルミナティーの計画を描いたSF小説であると仮定いたしますと、注目すべきは、2061年には、木星が、太陽と同じような恒星と化している点です。すなわち、地球から見ますと、天には、あたかも二つの太陽があるかのような状況となっているのです。そして、その新たな恒星は、何故にか「ルシファーLucifer」と命名されているのです。
 

昨年の8月21日付本ブログで述べましたように、「ルシファーLucifer」とは、『旧約聖書』「イザヤ書The Book of Isaiah」に登場する悪魔のことであり、『Conspiracyof the Six-Pointed Star: Eye-Opening Revelation and Forbidden Knowledge AboutIsrael, the Jews, Zionism, and the Rothschilds (『ダビデの星の陰謀:イスラエルユダヤ人・シオニズムロスチャイルドをめぐる啓発的暴露と禁断の知識)』(Texe Marrs, River Crest Publishing, 2011年)によりますと、ルシファーこそ、「マルクートMarkuth」や「モロコMoloch」とも称されるイルミナティーが奉じる邪神なのです。

 
同著によりますと、ルシファーのモットーは、“やりたいようにやれDo as thou wilt」であり、騙し、殺人、虚言、何でもありであり、このような邪悪な手段を用いて自らの欲望を満たし、野望を実現することが、むしろその信者にとってルシファーへの忠誠の証となるというのです。このような、恐ろしい悪魔の名を付けられたもう‘一つの太陽’の出現は、イルミナティーの意味する‘光illuminate’とは、太陽の光ではなく、‘ルシファーの光’を意味している可能性を指摘することができます。
 
太陽は、キリスト教ではイエス・キリスト、仏教では大日如来、そして、神道では天照大神に擬えられ、善の象徴ともされております。イルミナティーは、このような太陽の‘善なる光’を嫌っており、新たに‘悪の光’、‘ルシファーの光’の創出を夢見ている可能性を指摘することができます。その願望が、『2061年宇宙の旅(『2061年2061: Odyssey Three

』)』におきまして、新たな恒星、ルシファー星の出現として表現されているのではないでしょうか。


 

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(続く)