時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

外国人労働者(移民)送り出し8ヶ国がかつての“大東亜共栄園”である恐怖

 本日も、古代・中世史研究家の倉西裕子が、記事を書かせていただきます。政府が、排他的に外国人労働者送り出し国を、ベトナム、中国、フィリピン、インドネシア、タイ、ミヤンマー、その他の謎の2ヶ国の計8ヶ国に限っておりますことは、大東亜共栄圏を想起させます。すなわち、6ヶ国は、すべて、戦前に、日本が“大東亜共栄圏”として、軍隊を駐留させていた地域の国々なのです。
 
大東亜共栄圏のキャッチフレーズは、「八紘一宇」というものでした。政府が、8ヶ国、すなわち、「8」という数字に拘っている理由はこの点にあり、外国人労働者(移民)政策は、大東亜共栄圏の「八紘一宇」政策を意味しているとも考えることができるのです。
 
このように考えますと、昨今、ロシア側が、突如として、北方4島のうちの色丹島歯舞群島の先行返還を提案してきたことは、この点と関連しているとも推測することができます。これらの2島には、既にロシア人が居住しておりますので、2島が日本に返還されますと、早速、ロシア人が“日本人”となる可能性があるからです。「八紘一宇」の民族には、ロシア人が含まれておりますので、アジア8ヶ国からの外国人労働者(移民)の流入と2島返還によるロシア人の日本人化によって、「八紘一宇」状態が、日本において現出してくると考えられるのです。
 
また、政府が、あとの2ヶ国の国名を国民に伏せていることにも、理由があると推測することができます。残りの2ヶ国とは、大東亜共栄圏に含まれていた北朝鮮と韓国であるかもしれません。北朝鮮はありえないように見えますが、米朝交渉の成り行きによりましては、決してありえないことではありません。恐らく、政府は、国民からの反発と、大東亜共栄圏の復活計画が国民に知られることを怖れて、国名を伏せているのかもしれないのです。
 

そして、日本の拡張を意味した戦前とは逆に、日本列島における「八紘一宇」状態の出現は、日本人の少数民族化、そして、実質的な日本の消滅を意味いたします。このように考えますと、政府が、入管法の改正法案の成立日を12月7日に拘ったのは、大東亜共栄圏の護持を掲げて決行した真珠湾攻撃が12月7日であったからなのではないか、と考えられます。戦後、日本は、日米同盟のもとに、米国とともに民主主義と自由主義を標榜してまいりました。しかしながら、昨今、政界や所謂“皇室”を中心に、亡びへと通じる全体主義と独裁主義の足音が聞こえてきている気がいたします。


 

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(続く)