時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

自動運転AI技術がレベル4でも中国車は売れるのか?

本日も、古代・中世史研究家の倉西裕子が、記事を書かせていただきます。一昨日のNHKスペシャルにて放映されました『アメリカ VS 中国』によりますと、中国の自動車自動運転技術が、僅か1年でレベル4に達したそうです。
 
この急激な成長には、「ウミガメ」と称されている200万人の中国人が、外国企業で働いた後、帰国して自動運転におけるAIの技術開発に貢献したからであると、中国側は主張しておりますが、米国政府が37人の中国人技術者を産業スパイ容疑で起訴いたしましたように、200万人もの中国人が、中国共産党お得意の“人海戦術”として、産業スパイ活動を世界各国で行った結果であると推測されます。
 
さて、こうして不正行為を通してまでしてレベル4という最高レベルに達し、その輸出が期待されることとなった中国製自動運転車は、中国国内ではともかくも、国外では売れるでしょうか。答えは、否である気がいたします。
 
その理由は、自動運転には、乗車した人々の命がかかっているからです。ハンドルをAIに任せるわけですので、乗車者は、AIに全幅の信頼を置かねばなりません。ハンドルの操作ミス一つで大事故に繋がるのですから、“絶対的安全”が確保されていなければならないのです。
 
レベル4の中国製自動運転車は、確かに技術的には、“絶対的安全”に近いかもしれません。しかしながら、中国製自動運転車のAIシステムが、中国共産党政権が世界支配のために設けた中枢AIと繋がっていることにおいて、“絶対的安全”ではないのです。
 
中国政府は、中国国内を走る自動車を含むすべての交通機関や交通網を網羅する交通管理AIシステムを開発しております。自動運転車も含めて中国国内を走る自動車は、そのAIシステムの管理下に入ることになるわけです。こうした交通管理AIシステムは、表向きは交通渋滞の緩和を目的としながら、実際には、何の目的で走っており、誰が乗車しているのか、社内の会話を通してどのような思想の持ち主であるのかなど、中国政府が国民を支配するための情報を収集するための装置、すなわちAI支配システムであると考えることができます。従いまして、レベル4にまで達成し、世界各国に輸出されるようになる中国製自動運転自動車には、当然、AI支配システムと連結しているAI自動運転装置が装備されることになり、これにともなって、AI支配システムは、中国政府によるAI世界支配へと膨張すると推測することができるのです。
 
すなわち、中国の自動運転車のAIシステムと中国政府の世界支配のための中枢AIとは連結しており、中国製自動運転車の購入者は、即、中国政府の中枢AIの管理下に入ることになるのです。
 
従いまして、仮に、中国製自動運転車に乗車する人物が、中国共産党政権の中枢AIによって、中国共産党政権にとりまして都合の悪い人物であると判断された場合、当該車両の自動運転装置に対して妨害、もしくは、事故を起こさせるような指令が下される可能性を指摘することができます(もっとも、自動運転では事故は起きないこととなっているので、’行方不明’が最もあり得るかもしれない…)。すなわち、中国製自動運転車は、暗殺の手段ともなりえるのです。
 
このように考えますと、自動運転AI技術がレベル4でも中国車は売れるのか、甚だ疑問であると言えるでしょう。

 
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(続く)