時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

「大阪G20集合写真」が語る黒人至上主義の台頭

本日も、古代・中世史研究家の倉西裕子が、記事を書かせていただきます。昨日G20が閉幕いたしましたが、参加各国の首脳や国際機関の代表を一堂に会して撮影された集合記念写真の中央を、サウジアラビアのアブドラ皇太子が堂々と占めている点に違和感を覚えました。
 
開催国の安倍首相の隣にアブドラ皇太子が位置している理由は、次期開催国がサウジアラビアであることにあるのですが、アブドラ皇太子は、昨年発生した残忍極まりないカショギ氏暗殺事件への関与を疑われ、国際社会からの非難を受けている人物です。さらに、ゴーン容疑者による私的な巨額損失の日産への付け替え疑惑において、その協力者となったのが、サウジアラビアの財閥である「E・A・ジェファリ・アンド・ブラザーズ」の副会長であり、かつ、同国の中央銀行の理事でもあるハリド・ジュファリ(Khaled Juffali)であり、氏も、サウジアラビア王室と近い関係にあります(ゴーン氏は、レバノンベイルートに所在するイエズス会系のCollège Notre-Dame de Jamhour(コレージュ・ドゥ・ノートルダム・ドゥ・ジャンブール)で中等教育を受け、一方、ジュファリ氏は、ベイルートに所在するクェーカー教系のBrummana High School(ブルマナ・ハイスクール)で高等教育を受けており、ともに「黒いユダヤ人」の国際組織であるイルミナティーとの関連が疑われる。ビクトリア朝時代の1873年に、ブルマナ・ハイスクールをベイルートに創設したセオフィルス・ヴァルドマイヤーTheophilus Waldmeier氏は、「黒いユダヤ人」である可能性が高い)。

このような怪しげな人物であるアブドラ皇太子が、いつのまにやら大阪G20において国際社会に復帰しているかのように見えるのです。では、次期G20の開催国がサウジアラビアであって、同国の権力の頂点にあるとされるアブドラ皇太子の復帰は何を意味しているのでしょうか。
 
サウジアラビアと言いましたならば、オイルマネーを背景とした黒人至上主義の発祥の地でもあります。この点と関連して、今般の「大阪G20集合写真」には、もう一つ注目すべき点を見付けました。それは、韓国の文大統領の後ろと横に位置する2名のアフリカ系の参加者が、大阪G20におきまして唯一のアフリカ系であることです。この韓国とアフリカとの密接な関係を示唆する構図にも意味があるようです。
 
韓国は、そもそもエベンキ族との民族的近さから、「カンKhan」の国として、イルミナティーの強い影響下にある国であると推測することができます。従いまして、韓国の国旗である太極旗は、イルミナティーの「蛇鷹輪の思想」を表現していると考えることができるのですが、「蛇鷹輪の思想」こそが、黒人至上主義を支えている思想であると言うことができます。黒人至上主義とは、白人至上主義を逆転させた思想であり、白人や黒人も含めたあらゆる人々の基本的人権を保障する世界の構築を目指す思想ではなく、上下を逆転させた世界を目指す思想です。こうしたイルミナティーの「蛇鷹輪の思想」にもとづく黒人至上主義の実現に協力しているのが韓国であり、文大統領の周りをアフリカ系の参加者がかためている理由であると考えることができるのです。
 
昨今、スポーツ界では、大阪直美選手やサニ・ブラウン選手と言った黒人との混血選手が、日本代表の選手として活動し、マスコミも大きく取り上げておりますが、大阪選手には、大阪サミットが想起され、サニ・ブラウン選手には、ブラウンという名前におきまして、ヴィクトリア女王の事実上の皇配であったジョン・ブラウン、米国初の黒人至上主義者であると言えるジョン・ブラウン、そして李氏朝鮮の財務官であったジョン・ブラウンが想起されるのは、偶然でしょうか。「大阪G20集合写真」は、黒人至上主義の台頭を物語っている気がいたします。

 
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(続く)