『蝿の王The Load of the Flies』の「豚の頭」と「蠅」の関係
本日も、古代・中世史研究家の倉西裕子が、記事を書かせていただきます。イルミナティーによる世界支配の恐怖を描いた代表的作品として、ジョージ・オーウェルの『動物牧場』や『1984年』、ウィリアム・ゴールディングスの『蝿の王The Load of the Flies』などがあります。
『蝿の王The Load of the Flies』という小説のタイトルの「蠅の王」の王とは、何物であるのかと言いますと、「豚の頭」なのです。この「豚の頭」が改宗ユダヤ人を意味する問題をめぐり2016年7月19日から24日にかけまして以下の記事をアップロードいたしました。
*****
今日も、古代・中世史研究家の倉西裕子が記事を書かせていただきます。本ブログにて、イエズス会が、「黒いユダヤ人」の組織であったことを再三にわたり指摘しておりますが、この点を補強する論文を見つけました。ジョン・S・トレル氏John S. Torellが、氏の機関紙、『European-AmericanEvangelistic Crusades』(1999年7月号)のニュースレターに掲載した論文で、イエズス会の創始者であるイグナティウス・ロヨラの出自につきまして、以下のように述べております。
「1491年にイグナティウス・デ・ロヨラは、スペインのギプツコア洲のバスクで生まれた。両親はマラーノ(キリスト教に改宗したユダヤ人)であり、たいへん裕福な家庭であった。彼は若くしてスペインにあったユダヤ人のイルミナティー組織のメンバーとなった。‘隠れユダヤ人’として活動していることを隠匿するための一環として、ローマ・カトリックの熱心な活動家となった。1521年5月20日にイグナティウス(当時、そのように呼ばれるようになっていた)は戦場で負傷し、半肢体不自由者となった。軍人や政治家としては成功し得なくなったため、彼は聖界にその道を求め初め、結局、司祭となるべくパリに出た。1539年にローマに移り、ローマ・カトリック教会において、もっとも邪悪で、血なまぐさく、虐待的教団であるイエズス会を創設した。1540年に、時の法王パウロⅢ世は、この教団を承認した。1556年のロヨラの没年には、数多くの国々に設けられるようになっていたイエズス会には、1,000人以上のメンバーがあった。
In 1491 San Ignacio De Loyolawas born in the Basque province of Guipuzcoa, Spain. His parents were Marranosand at the time of his birth the family was very wealthy. As a young man hebecame a member of the Jewish Illuminati Order in Spain. As a cover for hiscrypto Jewish activities, he became very active as a Roman Catholic. On May 20,1521 Ignatius (as he was now called) was wounded in a battle, and became asemi-cripple. Unable to succeed in the military and political arena, he starteda quest for holiness and eventually ended up in Paris where he studied for thepriesthood. In 1539 he had moved to Rome where he founded the "JesuitOrder," which was to become the most vile, bloody and persecuting order inthe Roman Catholic Church. In 1540, the current Pope Paul III approved the order.At Loyola’s death in 1556 there were more than 1000 members in the Jesuitorder, located in a number of nations.
イグナティウス・ロヨラは、やはり‘ユダヤ人’であったのです。「彼は若くしてスペインにあったユダヤ人のイルミナティー組織のメンバーとなった。‘隠れユダヤ人’として活動していることを隠匿するための一環として、ローマ・カトリックの熱心な活動家となった」という一文から、ロヨラをめぐっては、イエズス会のその奥にある「ユダヤ人のイルミナティー組織」がむしろ注目されてくることになります。
(続く)
イエズス会のスパイ網(7月20日)
今日も、古代・中世史研究家の倉西裕子が記事を書かせていただきます。ジョン・S・トレル氏John S. Torellが、氏の機関紙、『European-AmericanEvangelistic Crusades』(1999年7月号)のニュースレターに掲載した論文は、イエズス会という組織の特徴として、以下の点を指摘しております。
「イエズス会を組織すると、イグナティウス・ロヨラは、精巧なスパイ組織をつくりあげた。反対者には、即座に死がもたらされた。イエズス会は、ローマ・カトリック教会の破壊的軍隊となったにとどまらず、シークレット・インテリジェンス・サーヴィスに発展していたのである。歴代教皇たちは、イエズス会にさらに頼るようになったが、彼らは、イエズス会の指導者の中枢部がユダヤ人たちであって、ローマ・カトリック教会を軽蔑、嫌悪しているイルミナティーのメンバーでもあることに気付がつかなかった。
Setting up the Jesuit order, Ignatius Loyoladevised an elaborate spy system, so that no one in the order was safe. If therewas any opposition, death would come swiftly. The Jesuit order not only becamea destructive arm of the Roman Catholic Church; it also developed into a secretintelligence service. While the Popes relied more and more on the Jesuits, theywere unaware that the hardcore leadership were Jewish, and that these Jews heldmembership in the Illuminati Order which despised and hated the Roman CatholicChurch.
7月15日付本ブログにて、「マルクスの残忍性、凶暴性、悪賢さ、そして文明や歴史への反感の強さから判断して、マルクス家への養子としてカールに白羽の矢を立てていたといたしますと、「黒いユダヤ人」の所謂‘人を見る目’は、人類にとりまして脅威である」と述べました。その‘人を見る目’こそ、イエズス会の「シークレット・インテリジェンス・サーヴィス」のなせる技と言えるでしょう。スパイ網を構築して、人格、能力などのあらゆるデータを収集して、利用できる人物をリクルートすることがイエズス会の仕事であり、ユダヤ人教員が、あるいはその任務にあたっていたと推測することもできるかもしれません。
(続く)
今日も、古代・中世史研究家の倉西裕子が記事を書かせていただきます。イエズス会の創始者であるロヨラが、ユダヤ教からの改宗したキリスト教徒であるマラーノであり、秘かにユダヤ教を信仰しる「隠れユダヤ教徒」であったことが判明してまいりますと、その「隠れユダヤ人」の組織であるイルミナティーの起源も明らかとなってきたと言うことができるかもしれません。
「隠れユダヤ教徒」のマラーノも含めまして、一口に‘ヨーロッパのユダヤ人’と言いましても、2種類ありました。ローマ帝国によってパレスチナからライン・ドナウ川流域に連れてこられたアシュケナージ(白いユダヤ人)と、8世紀以降イスラム圏にあったイベリア半島において、イスラムの各地域から移住し、1492年の‘ユダヤ人’追放によって後にヨーロッパ各地に移り住むようになったスファルディ(黒いユダヤ人)があったのです。キリスト教に改宗しつつも‘ユダヤ教’を信じるマラーノは、スファルディ(黒いユダヤ人)に属します。
そして、注目すべきは、このスファルディ(黒いユダヤ人)の祖先たちは、イスラム圏内のインド亜大陸や西アジアなどからイベリア半島に移住してきた人々であり、宗教的にも、民族的にもイスラム教圏の人々に近く、ユダヤ教と言うよりは‘偽ユダヤ教’の信徒であったということです。スファルディ(黒いユダヤ人)については、「隠れイスラム教徒の偽ユダヤ教徒」と表現できるかもしれません。
したがいまして、マラーノにつきましては、「隠れイスラム教徒の隠れユダヤ教徒の偽キリスト教徒」であることになり、もとを正せば、隠れイスラム教徒であるということになるのです。そして、このことは、イルミナティーの起源がイスラム教やイスラム圏にある可能性を示唆しております。
イルミナティー(フリーメイソン)は、これまでキリスト教世界やギリシャ文明などの系譜をひくヨーロッパの啓蒙思想、ヨーロッパの知性から生じていると信じられてまいりました。しかしながら、イルミナティーがイスラム起源であったと仮定いたしますと、かくも今日のイルミナティーに対して多くの批判や非難が集まっていることの説明がつくのではないでしょうか。
(続く)
今日も、古代・中世史研究家の倉西裕子が記事を書かせていただきます。イルミナティーの起源、イエズス会の思想的起源がイスラムにあることは、「マラーノ」がスペイン語で「豚」を意味していることによっても補われます。6月17日付本ブログにて、マラーノの語源をめぐり、「イスラム教の特徴である豚を食することをタブーとする慣習は、イベリア半島ではユダヤ教徒の慣習ともなっていた」からであると述べました。このことは、昨日指摘いたしましたように、マラーノは「隠れイスラム教徒の隠れユダヤ教徒の偽キリスト教徒」であり、もとを正せば、隠れイスラム教徒であることを示していると言えるのです。宗教ロンダリングの行き着いた先が「偽キリスト教徒」ということになり、その代表が、イエズス会内の親フランシスコ派であるということになるでしょう。
ところで、本年7月7日日付本ブログにて、西暦1945年、第二次世界大戦末期に、ウィリアム・ゴールディングによって著わされた『蝿の王The Load of the Flies』という英国の小説に登場するジャック・メリドゥーという非文明礼賛の少年は、イエズス会系の孤児院の出身者を象徴していると述べました。この小説のタイトルの「蠅の王」の王とは、何物であるのかと言いますと、「豚の頭」なのです。すなわち、ジャックは、教会で育ったにもかかわらず、秘かに信仰しているのはイエスではなく、「豚の頭」であることになります。この小説は、ジャックを「豚の頭」に喩え、その頭に群がる蠅の問題をテーマにしているとも考えることができます。
そして、イエズス会は、当初「イエスの軍団(Compania de Jesus)」と称されており、キリストを唯一の「頭」とし、かつ人類のあらゆる部分の人々を一つの信仰の下に集めるため、一切の異端を認めない新しい教団であったそうですが(『インド・ユダヤ人の光と闇』頁46)、イグナティウス・ロヨラが秘かに信仰していたのは、イエスではなく、「黒マリア」でした。イエズス会とは、「黒マリア」を「頭」とした独裁軍事体制であることになります。
イエズス会のこうした特徴とマラーノが「豚」という意味である点を考えあわせますと、この小説は、イエズス会(イルミナティー)の正体が、隠れイスラム教徒であるマラーノであり、しかも世界支配を狙っていることを看破していると言うことができるのです。
(続く)
*****
「豚の頭」が、イエズス会の総長を意味し、今日では、イエズス会出身の初のローマ教皇である教皇フランシスを意味していると考えますと、「豚の頭」に群がる「蠅Flies」にも意味があるようです。「蠅fries」は、その発音から「修道士friars」に通じます。すなわち、「蠅」は、「豚の頭」によって養われている隠れイエズス会士も含めたイルミナティーのメンバーを意味していると考えることができるのです。イルミナティーの代理人とも言える北朝鮮が、チュ・チェ思想という指導者を「頭」に喩えた配給型軍事体制を構築し、中国共産党政権もイエズス会(フランシスコ派)よろしく
シークレット・インテリジェンス・サーヴィスを発展させ、監視社会を構築していることは、この点と無縁ではないのではないでしょうか。
よろしければ、クリックをお願い申し上げます。
(続く)