時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

善悪の区別ができない北朝鮮

 北朝鮮という国家は、事あるごとに日本国を非難し、邪悪な国家というレッテルを張ろうとします。こうした言動に接するにつけ、つくづく北朝鮮の善悪の判断能力に疑いをもってしまうのです。

 北朝鮮は、自らの行為を省みたことはないのでしょうか。無辜の日本国民を拉致し、国際法や国際協調に反して核兵器を持とうとし、国家ぐるみで偽札や覚せい剤を製造し、しかも、国民を飢えさせ迫害している国家。こうした犯罪行為や虐待行為を行う国家こそ、誰も否定することができない正真正銘の邪悪な国家というものです。

 北朝鮮が他者を”邪悪”とののしる時は、単に自己の欲望を阻止された時であって、決して、善悪の判断に基づいているわけではないのです。