時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

日本国の政治を蝕む公明党

 公明党の存在が憲法に違反していることは明白でありますのに、巧妙な既成事実化と政権への参加を通して、政党として居座ってしまっています。このことが、日本国の政治をひどく蝕んでいることを考えますと、一宗派の政治介入の道具となっている公明党は早急に解散すべきではないか、と思うのです。

 公明党の問題点とは、第一に、国民政党ではなく、創価学会という一宗教団体の利益のために存在していることです。つまり、政党自体が、特定の教団に利益を誘導するために存在していることになります。第二に、創価学会の思想は、憲法が定める政治的な価値である自由、民主主義、さらには法の支配に対して必ずしも好意的ではないことです。むしろ、教祖中心の体制は、全体主義に近いことを伺わせます。第三に、公明党の政策は、国民に対する宗教的世界観の押し付けとなりかねかせん。第四に、宗教では、現実の問題に十分な対応力を持たない場合があります。特に、世界宗教志向は、日本国の国益と一致せず、二元外交となる可能性も否定できません。第五に、保守政党である自民党と連立を組むことは、国民の政治的選択を難しくしています。

 本当は、これらの他にも問題点はあるのですが、とても全ては書ききれません。日本国に健全な政治をもたらす上で、公明党という政党は、阻害要因となっているのです。マスコミを含めて、国民は、公明党の存在に異議を唱える勇気をもつべきなのではないでしょうか。