時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

聖火よりも善光寺さんの警備強化を

 聖火リレーの出発地点を勇気をもって辞退された善光寺さんには、日本国内から多くの賛辞と敬意が寄せられました。こうした称賛の声とともに、”善光寺さんが危ない!”という意見が聞かれたことも確かです。もしかすると、報復を受けるかもしれない、という・・・。

 この誰もが恐れていた事態が現実のものとなったことは、まことに残念でなりません。犯人がまだ確定されていませんので、決めつけるわけにもいかないのですが、この時期にいたずら書きがあったことは、聖火リレー辞退と何らかの関係があるものと推測せざるを得ません。このいたずら書きには、”中国に歯向かう者は、容赦しない”という、脅しのメッセージが込められているように思われるのです。

 このまま、こうした犯罪行為に放っておければ、やがて、国際社会のみならず、日本社会内部も、常に中国の暴力に脅される状況になってしまいます。日本国政府が、国威をかけて守るべきものは、中国によって政治利用された聖火ではなく、報復される可能性を知りながら、仏教界と日本国民の良心を代表して辞退を決断された善光寺さんなのではないでしょうか。ぜひ、日本国政府も長野県も、善光寺さんを全力で警備していただきたいと思うのです。

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