時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

胡・池田会談の極楽と地獄

 本日の新聞朝刊に、今月6日に来日する中国の胡主席創価学会池田氏が、8日に会談を予定しているとの記事がありました(産経新聞朝刊)。果たして、この欺瞞に満ちた会談、両者の思惑どおりの結果を得ることはできるのでしょうか。

 表面だけを見ますと、両者は、水と油です。胡主席は、宗教を否定し弾圧までする共産主義者ですし、池田氏は、政治とは”関係がない”はずの宗教家です。この両者には、接点がないどころか、本当は、激しく対立して然るべき組み合わせなのです。宗教を信じない者が、宗教者に会おうとするはずはありませんし、また反対に、神や仏に仕える者が、宗教弾圧者を礼賛するはずもありません。

 もし、この両者が、喜んで会談するとしますと、表向きの姿こそ仮の姿であって、両者の本当の姿は別のところにあることになります。つまり、両者とも、自らを誤魔化し、他者を欺いていることになるのです。そうして、おそらく、両者の一致した思惑とは、現実的な利益についての合意なのでしょう。両者結託して、日本国をコントロールしようという・・・。

 もし、両者の合意が成立するとしますと、中国と創価学会に対する日本国民の反発は必至です。さて、この欲に囚われてる両者は、極楽にゆくのでしょうか、それとも、手に手を携えて地獄に堕ちてゆくのでしょうか。私には、後者のように思えるのです。

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