大型補正予算は増税への道
本日の新聞の世論調査にも、半数以上の人々が、大型の補正予算を支持していると言います（本日付産経新聞朝刊）。しかしながら、これが、増税とイコールであるとしますと、どれ程の人が、この政策を支持するのでしょうか。
政府の財源は、政府の”おさいふ”、つまり、自分ではなく、他者の”ふところ”であると思われがちです。このため、国民は、気楽な気持ちで、政府に対して景気対策を理由に財政出動を求めてしまうものです。しかしながら、資源国家でもない我が国にあっては、政府の財源は、国民の納税によって賄われているのであり、政府の”おさいふ”は、国民の”おさいふ”でもあります。つまり、安易な財政出動は、自分の”ふところ”を痛めることなのです。
のちのち増税となりますと、景気は、再び下降に向かうことになるのですから、財政出動の効果は限定されています。朝三暮四のことわざのように、最終的には、後か先かの問題となるかもしれませんし、さらに悪いシナリオですと、採算性のない事業に公共投資を行った結果、維持費が財政をさらに圧迫するかもしれません。このように考えますと、大型補正予算は考えもの、と思うのです。
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政府の財源は、政府の”おさいふ”、つまり、自分ではなく、他者の”ふところ”であると思われがちです。このため、国民は、気楽な気持ちで、政府に対して景気対策を理由に財政出動を求めてしまうものです。しかしながら、資源国家でもない我が国にあっては、政府の財源は、国民の納税によって賄われているのであり、政府の”おさいふ”は、国民の”おさいふ”でもあります。つまり、安易な財政出動は、自分の”ふところ”を痛めることなのです。
のちのち増税となりますと、景気は、再び下降に向かうことになるのですから、財政出動の効果は限定されています。朝三暮四のことわざのように、最終的には、後か先かの問題となるかもしれませんし、さらに悪いシナリオですと、採算性のない事業に公共投資を行った結果、維持費が財政をさらに圧迫するかもしれません。このように考えますと、大型補正予算は考えもの、と思うのです。
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