時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

政教分離問題の集中審議に期待

 本日、国会中継を視聴しておりましたところ、民主党の管議員が、昨年末に内閣法制局長の答弁が撤回されたことに関連して、政教分離の問題を質問しておりました。この質問がなされますと、それまで、がやがやしていた議場が水を打ったように静まり返り、首相をはじめ、居並ぶ議員の方々の顔がひきつってしまったのです。

 はたして、この苦虫をつぶした表情は、何を意味しているのでしょうか。管議員は、誰もがこの問題に口をつぐみ、議論しようとしないことは問題であると指摘し、国会における憲法20条問題に関する集中審議の設置を要求しました。人間とは、心の中に思うことが、自ずと顔の表情に現われるものです。もしかしますと、国会議員の多くの方々は、内心、既に、公明党の存在は、憲法違反であると認識しているのかもしれません。しかしながら、与党の自民党にとりましては、公明党と連立を組んでしまっている以上、自らそれを認めることができず、結果として、こうした強張った表情になってしまったのではないでしょうか。

 創価学会公明党との関係は、政界のみならず、日本社会を根底から蝕む問題として国民の意識に上ってきております。今の時点で議論を尽くし、解決しておきませんと、後世に、禍根を残すことにもなりましょう。自民党もこれまでの方針を見直し、ぜひ、国会において、政教分離問題の集中審議を行っていただきたいと思うのです。

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