韓国の遵法精神とは？

　先日、日韓の世論調査が公表されましたが、遵法精神については、韓国の方が日本国よりも上回っていたと記憶しています。もし、この調査結果が正しいとしますと、国際法についても、韓国のほうが従おうという気持ちが強いことになりましょう。しかしながら、竹島や対馬についての韓国の行動を見ますと、この世論調査の結果を信じられないのです。

　竹島につきましては、日本国側が、国際司法裁判所への負託を再三にわたって申し入れているにも拘わらず、韓国政府は、この提案を無視し続けています。もし、遵法精神が高いならば、法により決着を選択するはずです。また、本日の新聞報道によりますと、韓国国会の外交通商統一委員会が、対馬を韓国領とするための法案を同小委員会に付託したというのです（本日付産経新聞）。この行為も、一方的に国境線の変更を意図するものですから、国際ルールにから逸脱していますし、しかも、歴史的な根拠も、法的な根拠も韓国側にはありません。

　韓国の遵法精神とは、いったい、何を意味しているのでしょうか。もしこれが、国際ルールを守ろうということではなく、自分で勝手に法律をつくれば、他国の権利を侵害してもよい、という思考パターンを意味しているとしますと、韓国の遵法精神は、国際秩序の混乱要因となるのではないでしょうか。

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