時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

小沢代表は”正義の改革者”なのか?

 かつて、民主党の小沢代表が自民党に所属していた頃、小沢氏に対する印象は、どちらかというと旧来の利権型政治家であったとように思います。しかしながら、民主党の代表となってからは、マスコミの宣言力によってか、そのイメージが一変し、”古い政治”を打破する正義の改革者としてアピールされるようになりました。小沢氏の真実の姿は、どちらなのでしょうか。

 西松建設事件は、期せずして、小沢氏のかつての姿を国民の前に晒すことになりました。この事件が、自民党に所属していた時代に起きたとしたら、あるいは、誰もが”さもありなん”と思い、違和感を感じなかったかもしれません。ところが、年月をかけて改革者としてのイメージが定着した矢先に、西松建設事件は、発生することになったのです。ここで国民は、はたと迷うことになりました。小沢氏は、本当は、昔のままの利益誘導優先の政治家なのではないか、と。

 もしそうならば、小沢氏は、日本国民を欺いたことになるのですが、その判断は、今後、この事件がどこまで解明されるかによって下されることになりましょう。利権政治家と改革者の二つの顔を持つ小沢代表。小沢代表の素顔はまだ隠されたままなのです。

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