時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

6月17日の党首討論では外政の議論を

 民主党鳩山代表が唱える”友愛”路線は、対外政策においては、融和政策として具体化されるのではないか、とする懸念の声が上がっているようです。中国の軍拡のみならず、北朝鮮の常軌を逸した行動と恫喝を目の当たりにし、国民の多くは、日本国を取り巻く状況に不安を抱いているはずです。

 こうした不安が覆う状況にあってこそ、政治家は、将来の防衛体制を含め、採るべき対外政策の基本方針について十分に議論を尽くすべきと思うのです。幸いにして、6月17日には、自民党麻生首相民主党鳩山代表との間で党首討論が開催されるそうです。周辺諸国の情勢が緊迫化する中、この討論会は、日本国の対外政策を国民の前で議論する貴重な機会となりましょう。両党首とも、具体的な政策論をぶつけ合うことで、政策上の欠点のみならず、両党の相違点が見えてくるはずです。

 世論調査などによりますと、党首討論に期待されている最も関心の高いテーマは景気対策がということですが、衆議院選挙を控えていることですので、ぜひ、両党首には、将来の日本国の方向性を見据えた白熱した議論を期待したいと思うのです。

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