時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

鳩山代表は自らの潔白を

 民主党は、鳩山代表政治資金収支報告書の虚偽記載問題について、国会の招致には応じない構えのようです。しかしながら、ここで民主党の”献金”の問題を隠しては、国民の失望を買うだけになるのではないでしょうか。

 今日の政治では、小沢前代表が西松建設献金で身を引かざるを得なくなったように、献金疑惑やスキャンダルは、政治家の進退問題に直結します。もし、次期総選挙で民主党が政権を担うようになったとしても、この問題が再燃すれば、民主党もまた任期中に代表、つまり、首相の交代を迫られることになるかもしれません。また、国民の多くは政治に対して透明性を求めていますので、疑惑に対して誠実に応えようとしない民主党の姿勢は、政権政党としての民主党に対する不安材料にもなります。これからも、同様の態度でだんまりを決め込むかもしれないのですから。

 もし、民主党が、本気で政治改革に取り組むつもりがあるのならば、まずは招致に応じて、新たな政治スタイルを行動で示すべきと思うのです。もし、ここでこれを拒否するとなりますと、政権交代しても、何も変わらないことを国民に示すに等しくなるのではないでしょうか。

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