時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

蓮舫氏と平沼氏、どちらが差別したのか?

 平沼氏が蓮舫氏について”もともと日本人ではない”と述べたことについて、外国人差別であるとする非難があるようです。しかしながら、見方によっては、蓮舫氏の発言にも日本国の軽視、あるいは、蔑視という問題があったと思うのです。

 如何なる国でも、政治家である限り、自国の発展を望むのは当然のことであり、国民もまた、政治家に対して、誠心誠意、自国に尽くすことを期待するものです。しかしながら、仕分け作業における蓮舫氏の発言は、この期待に応えるものではありませんでした。問答無用な態度で、”一流になることには意味があるのか”と詰め寄り、スーパーコンピューターの開発を放棄しようとしたのですから。このことは、裏を返せば、日本国は、一流を目指す必要はない、つまり、トップを目指す必要などなく、二流でも三流でもよいということになります。この発言は、いたく日本人の自尊心を傷つけたに違いありません。しかも、蓮舫氏が帰化者であったことから、日本人への侮辱とも受け取られることになったのです。

 発言の真意はわかりませんが、今回の騒動には、蓮舫氏の側にも責任があると思うのです。反日活動を行っている人々は、自らが差別主義者であることに気づいていないことが多いものです。平沼氏は、蓮舫氏を差別したのではなく、帰化者の政治家としてのあり方を問うたのではないでしょうか。

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