時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

小沢氏を切れば民主党は圧勝か?

 世論調査によりますと、鳩山内閣の支持率は急激に低下し、ついに不支持が支持を上回ったと報じられています。その原因は、小沢氏の続投を許したことで、民主党には自浄作用が働かなかったことが明らかとなったため、と説明されています。それでは、小沢氏が辞任すれば、民主党の支持率は回復し、夏の参議院選挙では圧勝するのでしょうか。

 たとえ小沢氏が辞任したとしても、それが、参議院選挙での民主党の勝利に直結するかどうかは分からないと思うのです。何故ならば、選挙を仕切ってきたのは、当の小沢氏であるからです。おそらく、氏の行動パターンから見ますと、さまざまな組織に対して、人事で圧力をかけ、潤沢な資金や利権を振りまくことで、票をまとめてきたようです。あくまでもネット上の噂ですが、選挙管理組織まで掌握したとも伝わります(民団も動員?)。こうした氏の剛腕があったからこそ、先の衆議院選挙で政権交代が実現したとしますと、民主党が、小沢氏の処分に踏み込めない理由が分かるのです(もちろん、何らかの弱みを握られている可能性もありますが・・・)。

 何れにしても、民主党と小沢氏は、一蓮托生の運命にあるのではないかと思うのです。

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