時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

選挙―えんぴつ書き投票用紙の不安

 イランやアフガニスタンでは、大統領選挙に際して不正が疑われ、政権の正当性も疑われることになりました。まさか、我が国ではこのような事態はあり得ないとは思いつつも、できる限り不正疑惑がもたれないような制度に改めるべきではないかと思うのです。

 外部からの圧力を避けるために、カーテンを設けることも改めるべき点ですが、もうひとつ、投票に赴くたびに気になるのが、”えんぴつ書き”の投票用紙です。その理由は、言わずもがな、記載した候補者の名前を、後から消しゴムで消し、書きなおすことができるからです。開票に際しては、筆跡鑑定などできませんので、こうした不正行為が密かに行われても証拠は残りませんし、誰にも分かりません。票の数え直しをしても、結果は同じです。

 もちろん、こうした不正は行われていないと信じたところですが、物理的に可能な状況を放置することは望ましいことではありません。不正ができないよう、今後は、投票用紙は、万年筆かボールペンによる記入とすべきと思うのです。何事も、国民から不安や疑惑をもたれないように制度を整えることこそ、肝要なのではないでしょうか。

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