時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

小沢氏の人民解放軍司令官発言は背信行為

 政治家の基本的な使命とは、自国と自国民を守ることにあります。この使命に照らしてみますと、昨年12月に、小沢氏が胡主席に語ったとされる”私は、人民解放軍の野戦司令官”の発言は、国家と国民に対する背信行為なのではないでしょうか。

 政治資金規正法違反問題もさることながら、この発言によっても、小沢氏は、政治家として失格なのではないかと思うのです。訪問先の国の軍隊の司令官と名乗る政治家は、どの国でも”売国奴”と非難されて当然です。しかも、軍拡を続けいてる中国は、我が国の安全を脅かしており、尖閣諸島東シナ海では争いもあります。また、沖縄に対しても、中国が食指を動かしているとの指摘もあります。外国の軍隊の司令官を名乗る政治家が、自国の安全を守るはずもありません。

 自民党の政治家であれば、ささいな失言ですぐさまにマスコミが反応し、失脚に追い込まれたものですが、はるかに悪質な小沢氏の背信発言に対して沈黙していることは、まことに不思議です。小沢氏は、日本国の政治家として、この発言の責任こそ問われるべきなのではないでしょうか。

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