時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

”仕分け”一辺倒ではなく予算削減方法の多様化を

 民主党政権では、予算の無駄を省くために、仕分け作業の第二弾を予定しているようです。しかしながら、仕分け一辺倒ではなく、削減方法を多様化すべきではないかと思うのです。

 仕分け作業ですと、パフォーマンスとしてはアピール性があるかもしれませんが、仕分け作業の対象から外れた事業の予算は、そのまま見直すことなく温存されることになります。また、仕分け作業の準備段階で、既に削減対象を決めてしまう方式では、無駄な予算がむしろ隠されてしまう可能性もあります。このままでは、財政の悪化に歯止めがかからず、財政の健全化は遠のくばかりです。そこで、仕分け作業と並行して、削減率の設定やシーリング方式なども導入してはいかがでしょうか。

 予算を削減してもアイディア次第では、同等、もしくは、それ以上の政策効果を実現できるかもしれません。官僚組織は、政策のシンクタンクでもあるのですから、政治家ともども、予算の効率性を高める方法に知恵を絞るべきではないかと思うのです。

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